mineo(マイネオ)は、関西電力グループのオプテージ株式会社が提供する格安SIMサービスで、日本のモバイル市場で注目を集めています。大手キャリアと比較して料金がリーズナブルでありながら、豊富なオプションやサポートが充実しているため、利用者から高い支持を得ています。本記事では、mineoの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、選ぶ際のポイントをお伝えします。
mineoとは?
mineoは、関西電力グループのオプテージ株式会社が運営する格安SIM会社で、日本で格安SIM(MVNO)が始まった初期からサービスを行っている老舗企業で、リーゾナブルな料金ながら、サービスの安定性、サポートの充実、豊富なオプションで、人気で、格安SIMの代表的な企業のひとつです。
利用者ランキングでも常に上位に位置してしています。
なおトップのOCNモバイルONE、楽天モバイル(MVNO)は、既に募集を停止していますので、実質的にmineoがトップとも言え、格安SIMを検討する場合、有力な選択肢の一つとなります。
また各種の賞の受賞も多く、2024年は、MMD研究所の顧客総合満足度、NPS®(おススメしたくなる)1位、CSI(日本版顧客満足度指数)第1回調査において、MVNO業種 顧客満足1位に選出されています。
mineoの良いところ
料金が安い
mineoは、最安とはいわないまでも、料金が安く、プランが細かく設定されており、オプションも豊富で、様々なものが用意されているので、ライトユーザーから、ヘビーユーザーまで最適なプランを安く契約することができます。
通信速度で決める無制限プランがある
mineoのプランは、マイピタとマイソクの2種類用意されていますが、特徴的なのは、マイソクです。
マイピタは他社でもよくあるタイプの使用量(ギガ)を決めて、料金が決まり、その通信量の範囲内で利用できます。(追加でギガを購入することもできます)
一方、マイソクは、通信速度を決めて、料金が決まります。そして通信速度は契約速度が最大となりますが、通信量は無制限に使うことができます。
例えば、速度はそれほどでなくてもいいが、安く無制限にしたいという方にはおすすめです。
サービスが比較的安定的
mineoは、MVNOが始まった時からある老舗サービスで、MVNOの中では、サービス水準が安定しているのが特徴です。
MVNO全般に言えることですが、平日お昼などのピークタイムは、速度が極端に落ちる傾向があります。それでもmineoは、MVNOの中では比較的安定した速度がでる傾向があります。
ドコモ、au、ソフトバンクの回線が選べる
mineoは、ドコモ、au、ソフトバンクの3社の回線を選択することができます。
最近は、大手3社で販売されるスマートフォンは、自社の使用する通信バンドだけでなく、他社で使用しているバンドでも使えるようになっていることが多いですが、すべてのバンドに対応しているわけではなく、自社バンド中心に最適化されています。そのため他社で使用すると、一部のバンドが使用できないということもあります。
そのため、大手3社で購入したスマートフォンを格安SIMで使う場合、同じ回線を使用したMVNOを選んだ方が無難です。
また機種によっては、simフリーであっても、すべての通信バンドに対応しているわけではなく、一部対応していないものがあります。
その場合、大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)の回線を選択できるmineoなら、お使いの地域で最も回線状況がいい回線、機種に最適な回線を選べます。
余ったギガを永久に繰り越しできる(オプション)
契約しているデータ量を使用しなかった場合、残データ容量が、翌月に繰り越されます。繰り越しは翌月のみです。
ただし、パスケット(月額110円)を契約すると、余ったギガは、キープされ、mineoを契約している限り、永久に繰り越しができます。
だからギガを無駄なく利用することができます。
mineoの良くない点
特にピーク時に速度が下がる
mineoに限らずMVNO全体に言えることですが、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルやそのサブブランドであるワイモバイルやUQモバイルと比較すると、全体的に速度は遅く、平日昼間のオフィス街などスマホ使用者が集中するピーク時は、特に速度が落ちます。
mineoは、MVNOの中では、かなりましな方なのですが、それでも時にかなり遅くなることもあります。
ピーク時でも快適な速度でというのであれば、ワイモバイルや、楽天モバイルの方が満足度は高いかと思います。
スマホが機種購入価格が高め
3大キャリアや多くのMVNO(格安SIM)で、回線契約と一緒にスマホを購入するとスマホが安く買えることがあります。特に乗り換え(MNP)だと、割引額が大きくなります。
しかしmineoでスマホを購入する場合、基本的にはそういった割引はありません。
初期費用がかかる
3大キャリアやそのサブブランドなど店舗で契約すると契約事務手数料がかかりますが、オンラインショップで契約すると、契約事務手数料が無料となり、一切の初期費用がかかりません。
しかし、mineoの場合、オンラインで手続きしても初期費用がかかります。ただし、これはmineoだけでなく、MVNOはすべて初期費用がかかります。
ギガ容量 | 音声SIM | データSIM |
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
パケット放題PLUS
マイピタプランに適用できるオプションとして、パケット放題PLUSがあります。
ホームページ又はアプリでmineoスイッチをONにすると、最大1.5Mbpsの通信速度で無制限に通信できるようになるオプションです。
オプション料金は、月額385円で、10GB以上のコースには無料で付けられます。
言い方を変えると、通常の低速モードは200kbpsですが、それを最大1.5Mbpsにアップできるオプションです。
契約した通信量量(ギガ)の適用外ですので、それほど速度を必要としない場合は、mineoスイッチをONにして、最大1.5Mbps、速度が欲しい時は、mineoスイッチOFFで、通常速度という使い方や、契約のギガを使い切ったら、最大1.5Mbpsでという使い方もできます。
夜間フリー オプション
月額990円かかかりますが、毎日22時半~7時半までの間、通常のmineo回線速度でパケット消費せず使い放題になるオプションです。
夜スマホを使うことが多い人にはお得なサービスです。
マイピタ、マイソクの両方のプランに付けることができます。
通話オプション
通話料定額のオプションももちろんあります。
月額料金(税込) | |
通話定額10分 | 550円 |
かけ放題 | 1,210円 |
mineoでんわ
mineoでんわは、mineo加入者専用のip電話サービスです。
mineoでんわアプリから通話すると、国内通話が10円/30秒になります。
通常の通話料が、22円/30秒なので、半額以下になります。
初期費用
mineoの場合、加入の際に、初期費用とSIM発行手数料が必要です。オンラインからの申し込みであっても、免除されません。
金額 | |
契約事務手数料 | 3.300円 |
SIMカード発行料 | 440円 |
筆者の個人的おすすめプラン
スマホのメイン回線として、使う場合
スマホのメイン回線として、使う場合、マイピタプランが一般的だと思います。マイソクプランも悪くはないですが、プレミアムでも最大3Mbpsで、もう少し速度がほしいと思うケースはあると思います。その都度24時間データ使い放題オプションを使うのも面倒です。また平日お昼が低速に制限されるのがネックとなる方も多いでしょう。
おすすめは、マイピタプランに、パケット放題PLUSをオプションとしてつけることです。
普通は、契約する通信容量(ギガ)は余裕を見て大きめにしておく方がいいですが、パケット放題PLUSをつける前提であれば、1.5Mbpsで十分な場合は、ギガを節約できますし、契約の通信容量を超えても、1.5Mbpsで使えますので、多少遅くとも困ることはありません。なので、それほど余裕を持ったプランにしなくても大丈夫という考え方ができます。
スマホのサブ回線として使う場合
最近のスマホは、物理SIMの他にe-SIMを追加して2回線を1台で使えるようになっています。
メインのスマホ回線に追加してmineoを契約するのであれば、マイソクプランがおすすめです。通常のデータ通信には、マイソクプランのmineoの回線を使い、速度が必要な場合のみメイン回線のSIMを利用すれば、メイン回線の通信容量(ギガ)を小さくでき、トータルで安くなる可能性があります。
これならば、マイソクプランの平日12時台の低速制限も問題にならないと思います。
とにかく安く無制限に使いたい場合
マイソクプラン一択でしょう。スタンダード(最大1.5Mbps)なら、990円で、通信量を気にせず使うことができます。快適とは言えませんが、多少のもたつきが許容できれば、コストパフォーマンスは非常にいいと思います。
プレミアム(最大3Mbps)にすれば、快適度は、向上します。
ただし、平日12時台は低速制限されますので、実質的にこの時間は使わないという割り切りが必要です。
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