現在の多くのテレビやブルーレイレコーダーには、直接HDMIケーブルで接続していない機器でも、家庭のネットワーク通じて、他の部屋にある機器から再生できる機能がついているものがたくさんあります。
メーカーによって名称はさまざまで、ソニーはルームリンク、パナソニックはお部屋ジャンプリンク、東芝はレグザリンクといった名称で表記されています。。
実際にどれほどの家庭で利用されているのかわからないが、筆者の家庭では、テレビ2台とブルーレイディスクレコーダーがあり、ブルーレイレコーダーを接続していないテレビでは、家庭内LAN経由で録画映像などを視聴しています。
今回パナソニックのテレビを譲り受けたので、パナソニックのお部屋ジャンプリンクで、ソニーのブルーレイレコーダーの録画動画が見られるのか、試してみました。
DLNAは共通規格
ルームリンク、お部屋ジャンプリンク、レグザリンクなどはDLNAです。
DLNAは、機器各社が集まったDigital Living Network Allianceという非営利団体が規格としてまとめた共通規格です。異なるメーカーの機器であっても、が互いに互換性を持ち、家庭内で電子装置間のネットワークを可能にする業界標準となっています。
DLNA準拠機器であっても、メーカーが違うと、うまく動かないこともある
ソニールームリンク、パナソニックお部屋ジャンプリンクなどの機能は、このDLNAをもとに、商品に組み込んだものですが、DLNA同士なら、確実に動作するかというと、そうともいえません。
ベースはDLNAなのですが、メーカーによって付加機能を加えていたり、再生可能な動画形式が異なっていたりと、多少違いがあります。
そのため違うメーカーの機器だと、フルに機能が使えなかったり、不具合が発生したりします。そのため、ソニーにしろパナソニックにしろ自社の機器以外との接続は保証していません。
ネットで調べてみても、別のメーカーの機器との接続はできなかったとか、DRモード(標準モード)で録画したものは見れるが、長時間モードで録画したものはダメとか、はっきりしたことはわかりません。
ソニーのブルーレイの映像をお部屋ジャンプリンクで見てみた
筆者の家庭では、テレビ、ブルーレイレコーダはすべてソニー製です。同じメーカーの機器だと連携がとれたりと便利な機能があるのて、単にソニー好きという理由でもあります。
今回友人にパナソニックのポータブルテレビを譲ってもらいました。DMP-HV200という機種で、アンテナ内臓、バッテリー搭載で外でもテレビが見れる。さらに2.4GhzのIEEE802.11nの無線LANも内臓しています。2011年発売というから、結構古い機種ですが、お部屋ジャンプリンクはちゃんとついてます。
このパナソニックのテレビのお部屋ジャンプリンク機能で、ソニーのブルーレイの録画番組を再生してみました。
筆者が試した結果、DRモードだけでなく、ソニーのEPモード、LPモードで録画した番組も、問題なく見ることができました。それだけでなく、ブルーレイのライブチューナーにもアクセスでき、ブルーレイのチューナーのリアルタイムの配信も見ることができました。
結論
とりあえず今回は、パナソニックのテレビで、ソニーブルーレイの録画番組を見ることができました、しかし、メーカー保証外であり、あくまでも参考と考えてください。
安心を考えると、同じメーカーの方が無難ではあります。
コメント