広告

ソニー ストリーミングWalkman NW-A306のレビュー

ソニーのストリーミングウォークマン NW-A306を購入しましたので、レビューします。

NW-A300シリーズには、内臓メモリーの容量の違いで、32GBのNW-A306と64GBのNW-A307がありますが、今回筆者が購入したのは、32GBのNW-A306です。

[itemlink post_id=”2307″]

NW-A300シリーズとは

NW-A300シリーズは、ソニーの音楽再生プレイヤーで、ストリーミングウォークマンという名称が付いているように、ダウンロードした音楽ファイルや、CDからリッピングした音楽だけでなく、spotifyなどの音楽ストリーミングサービスの音楽をも、よりよい音で再生する商品コンセプトとなっています。

キャッチフレーズは、「音楽専用機だけの、沼音(サウンド)の世界へ。」

NW-A300シリーズの特徴

外観

カラーは、ブラック、ブルー、シルバーの3色展開です。

背面は特徴的ですが、波模様になっており、ウォークマンのロゴが刻印されています。

筐体は、アルミ削り出しで、高級感のある作りになっています。

Android搭載

NW-A300シリーズは、spotify等のストリーミングサービスを利用できるようにするためか、Androidを搭載しています。

スペックは非公開ですが、QualcomのQCS2290というCPUが搭載されているようです。QCS2290はIoT向けのcpuで、エントリークラスに位置します。

OSは、初期バージョンがAndroid12ですが、Android14にバージョンアップしています。

Android搭載ということで、Chromeブラウザなどもインストールされており、スマートフォンと同じような使い方もできますが、画面が小さく、動作も遅い為、音楽専用と割り切った方がいいでしょう。

高音質設計

フルデジタルアンプ「S-Master HX]」を搭載。ヘッドホン出力(実用最大出力)は35mW+35mW(16Ω)で、精細な音楽再生が可能になっています。

基盤やハンダ、ジャック等は音楽用に厳選されたパーツを使用しており、音楽再生専用機として、高音質を図っています。

DSEE Ultimate搭載

MP3などの圧縮された音楽ソースを、ハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE Ultimateを搭載しています。DSEE Ultimateは、AIを利用し、アップスケーリングする機能で、前世代のDESS Extreemより高性能になっています。

ワイヤレスにも対応しており、ワイヤレスイヤホン・ヘッドフォン利用時も使用できます。

またDSEE Ultimateによって、spotify等のストリーミング音楽もより高音質で楽しむことができます。

[itemlink post_id=”2308″]

NW-A300シリーズ 管理人レビュー

NW-A300の良い点

音質が良い

特筆すべき点は、音質です。スマートフォンと比べると、はるかに音質が良く、同じ音源、同じイヤホンを使っても、その差は歴然です。

特に、spotifyなどのストリーミングサービスの音源が、ハイレゾ相当になり、高音質で聞けるのはいいと思います。

マイクロSDカード対応

NW-300シリーズは、マイクロSDカードスロットを搭載しており、大量の音楽ファイルは、マイクロSDカードに入れられる。

電池の持ちが良い

有線イヤホン使用時は、音楽再生アプリ「W.ミュージック」使用時は最大約36時間、音楽ストリーミングサービスアプリ使用時(オフラインモード)は最大約26時間の連続再生が可能です。これはカタログ値ですが、実際に使用してみても、かなり電池が持ちます。

ただし、後述しますが、ワイヤレスイヤホン使用時は、かなり電池の消耗が激しくなります。

NW-A300の良くない点

動作が重い

全体的に動作がもっさりしています。最近のスマートフォンに慣れていると、少しストレスを感じるほどです。

ベンチマークをとってみると、antutuベンチマークで、総合で約13万点と、一昔前のローエンドクラスの性能しかありません。

特に電源を入れた時の起動動作が遅いと感じます。

ワイヤレス使用時の電池持ちが良くない

筆者は、LDAC接続のワイヤレスイヤホンを使うことが多いのですが、この環境だと稼働時間が一気に短くなります。カタログ値で、LDAC接続だと11時間、SBCで21時間となっています。

LDAC、DSEE Ultimateオンだと、更に電池を消耗するので、恐らく10時間と言ったところではないでしょうか?

WiFi使用時にワイヤレスイヤホンの音がとぎれる

他の方のレビューを見ると、WiFiをオンにすると、Bluetoothが途切れるというのを見ましたが、筆者の環境だと、Bluetoothが途切れるということはないようです。

ただし、WiFiの接続時やWiFiの電波が弱い時など、音声が途切れることがあります。おそらくですが、CPUなのかモデムなのかの性能が低く、WiFiのデータ処理が重くなると、Bluetoothの処理が追い付かないのではないかと予想しています。

筆者は、電池節約もあり、必要な時以外は、WiFiを切っています。

3rd Party製のイヤホンアプリがインストールできない

最近のワイヤレスイヤホンやヘッドフォンは専用アプリで、イコライザーや機器の設定をするようになっています。ソニー製イヤホン・ヘッドホン用のアプリは当然インストールできますが、他社のアプリはインストールできない場合があるようです。

筆者は、soundpeatsのイヤホンも使用していますが、soundpeats用のアプリ「peatssound」をGoogle Playからインストールしようとしても、「対応していない」としてインストールできませんでした。

アプリのapkを用意してマニュアルでインストールすると、使用はできますが、不便な仕様です。

筆者の総合評価

動作が重い等の問題はありますが、音質の良さがすべてを上回っていると思います。

スマホより良い音で聞きたい方には、おすすめです。

Android搭載ですので、いろいろアプリを入れることもできますが、音楽専用機として割り切った使い方がおすすめです。

理由は3つ。まず動作が重く、快適ではないこと。画面が小さく、アプリで押せないボタンがあったりする。本体のRAMがスマホに比べ小さいので、特に36GBのNW-A306だとすぐ一杯になってしまいます。余計なソフトは入れないのが無難だと思います。

スマートフォンで良くないか?ウォークマンのメリット・デメリット

音楽を聴くにはスマートフォンでいいのではないかと思う方もいるのではないでしょうか?

音楽専用機ウォークマンを使うメリット・デメリットをまとめておきます。

メリット

高音質

何度も書いていますが、音楽専用機だけあって、有線でも、ワイヤレスでも、一般的なスマートフォンに比べると、高音質です。

音楽ファイルの容量を気にしなくていい

最近のスマートフォンは、マイクロSDに対応していないことも多く、大量の音楽ファイルを入れると、本体のメモリーが足りなくなってしまいます。

音楽再生をウォークマンに任せてしまえば、本体に音楽ファイルを入れる必要がなく、スマートフォンのメモリーを圧迫しません。

NW-A300シリーズのウォークマンは、マイクロSDカード対応なので、必要に応じて容量の大きいマイクロSDカードを使えば、大量の音楽ファイルを入れられますので、運用が楽になります。

スマホのバッテリーを気にしなくていい

最近のスマートフォンは、電池持ちがよくなりましたが、音楽をがんがん聴くと、やはり電池は減ってきます。スマートフォンの電池残量を気にせず気軽に音楽を楽しめるのは、やはりメリットになります。

長く使える

Android採用ではありますが、音楽専用機として使う限りは、最新OSにアップデートされなくても問題なく、スマートフォンと違い、より長く使えます。

とは言え、OSアップデートはされており、初期OSはAndroid12ですが、現在はAndroid14にアップデートされています。

デメリット

荷物が多くなる

スマートフォンにプラスしてウォークマンを持つわけですから、荷物は増えることになります。

ただNW-A300シリーズは、それほど大きくなく、軽いので、気にならない方が多いのではないでしょうか?

ウォークマンの価格が高い

ウォークマンNW-A300シリーズは、容量の小さいNW-A306でも、約4万円します。ローエンドのスマートフォンより高いくらいですので、安い買い物ではありません。

音にこだわったスマートフォンというとソニーのXperia 1VIなどがあります。Xperia 1VIもソニーの高音質技術にこだわった機種で、音も非常にいいです。CPUスペックなど、NW-A300シリーズより上な部分もあります。しかし、10万以上します。それを考えると、NW-A300シリーズの価格は安いとも言えます。

まとめ

いい音で聞きたいなら、Xperia 1VIのような音楽機能を重視したスマートフォンを使うか、NW-A300シリーズのような音楽専用機を使うのがよいと思います。

コストパフォーマンスを考えると、NW-A300シリーズはよい選択肢だと思います。

NW-A300シリーズ購入ガイド

A306とA307のどちらがおすすめ?

NW-A306とA307の違いは、RAM容量の違いのみで、A306が32GB、A307が64GBです。

予算に余裕があれば、容量の大きいA307の方がおすすめです。

しかし、本体には、最低限のアプリのみをインストールし、音楽ファイルは全てマイクロSDカードに入れるという使い方ならば、A306でも充分だと思います。

筆者は、NW-A306を購入して使っていますが、今のところ困っていません。

どこで購入するか?

筆者はソニー製品はソニーストアで購入することが多いのですが、今回はアマゾンで購入しています。

ソニーストアは、無料で3年保証になったりといい点は多く、新製品はそれほど価格差がないのですが、この製品の用に発売後時間がたっている製品は、アマゾンなどの通販の方が価格が安くおすすめです。

NW-A306価格(クーポン適用後)
ソニーストア46200円(41580円)ソニーストアに行く
AMAZON38,230円アマゾンに行く

[itemlink post_id=”2307″]

[itemlink post_id=”2308″]

まとめ

難点はあるものの、音楽をスマホより、よい音で聞きたい方にはおすすめです。

 

コメント