皆さんは、確定申告をe-Taxでやってますか?
確定申告は、NFC対応のスマートフォンでもできるのですが、パソコンにICカードリーダーを接続して行うことができます。
筆者は、スマホでの入力が面倒なので、専らパソコンでやっています。
昨年まで使っていたカードリーダーが壊れてしまった為、急遽以前使っていた古いカードリーダー(シャープのRW5100という機種)を引っ張りだして、使おうとしたのですが、そのままではwindows11で使えませんでした。
いろいろ調べたところ、一応使えるようになりましたので、参考に記事にしておきます。
なおメーカー推奨の方法ではありませんので、自己責任でお願いします。
シャープのRW5100とは
シャープが販売していたICカードリーダーですが、かなり前に発売されたもので、とっくに販売終了となっています。
対応OSは、windows8.1で、ホームページにはwindows10では使えないという記載があります。
以前は、e-Taxに使っていたのですが、windows7とかだったのかな?当時は普通に使えていました。
シャープの商品ページはこちら
RW5100をwindows11で使う方法
ドライバのダウンロード
シャープのホームページでは既にドライバの配布を行っていません。
帝国データバンクのホームページにドライバがアップロードされているので、これをダウンロードします。
Windows 8.1用となっているものをダウンロードします。
帝国データバンクのドライバダウンロードページはこちら
ドライバのインストール
ダウンロードしたファイルを解凍し、インストーラーにより、ドライバをインストールします。
この際、カードリーダーは接続しない状態で、行います。
windowsのメモリ整合性設定をオフにする
残念ながら、ドライバをインストールしただけでは、使うことはできません。
Windowsのセキュリティ>デバイスセキュリティ>コア分離に、メモリ整合性設定があります。オンになっているはずですが、これをオフにします。
これで、RW5100を接続すると、使えます。
使い終わったら、windowsのメモリ整合性設定を必ずオンに戻す
メモリ整合性設定をオフのままにしておくとセキュリティ上のリスクがありますので、使い終わったら、必ずオンに戻してください。
正直この部分は苦労しました。
そのままメモリ整合性設定をオンにしようとしても、「互換性のないドライバーを解決してからスキャンしてください」とでて、オンにすることはできません。
「再スキャン」をクリックし、下の「互換性のないドライバを確認する」をクリックすると、非互換のドライバが確認できます。
以下の通り、RW5100のドライバが非互換なことがわかります。
手順1 ドライバーをアンインストールする
まずドライバーをアンインストールします。
ドライバのインストールに用いたアプリは、アンインストールの機能もありますので、これを使用し、RW5100のドライバを削除します。
手順2 バックアップのドライバーファイルを削除する
ドライバーのアンインストールをしただけでは、メモリ整合性設定をオンにできませんでした。
確認すると下記のように、「RW51x64.sys」が非互換ドライバとして残った形になっています。
実はWindowsは10以降、一度でもインストールしたドライバは、バックアップとして、残す仕様になっています。
バックアップの場所は、windows>System32>driversです。
この中に、「RW51x64.sys」というファイルがありますので、これを削除します。
手順3 windowsのメモリ整合性設定をオンにする
以上で、windowsのメモリ整合性設定をオンにできるはずです。
まとめ
この記事では、古いICカードリーダー シャープのRW5100をwindows11で使う方法を解説しました。
今回、e-TAXはこれで済ませましたが、やはりきちんとしたwindows11対応のICカードリーダーを購入して使うべきでしょう。
ソニーのRC-S300 か、アイ・オー・データの USB-ICCRW2あたりが良さそうです。
ソニーのRC-S300は、非接触式で、カードを乗せるだけなので、カードを傷めないし、接触不良も少なそうです。自治体によって異なるのかもしれませんが、筆者の住む市役所では、このリーダーを使っていました。またマイナンバーカードだけでなく、Suicaなどの残高を調べたりと便利そうです。
アイ・オー・データの USB-ICCRW2は、接触式ですが、安くて、日本製で評判も良いようです。
コメント