デルアンバサダープログラムで、XPS 13をお借りできたので、紹介します。
今回お借りしたXPS 13は、旧型モデルより、大幅に高級感が増し、更に使いやすくなっています。
筆者ははXPS13の古いintel第8世代の旧型(9370)をモバイル用として今も使用しており、以前第11世代Core-iシリーズを搭載したXPS13(9310)の旧モデルをレビューしたことがありますので、以前の記事も併せてお読みいただけるとありがたいです。
XPS 13とは
デルのノートパソコンは、XPS、Latitude、Insspiron、Alianware、Dell-Gなどのシリーズがあります。
Latitudeは、ビジネス向け、Inspironは、ローエンドからミドルの一般向け、AlianwareとDell-Gは、ゲーミングPCです。
XPSは、プレミアラインに相当し,薄型のメタル筐体で、枠の小さい液晶で、スペックも高くなっており、非常に高級感があります。
XPSシリーズには、16インチのXPS 16、15インチのXPS 15、14インチのXPS 14、13インチのXPS 13がありますが、今回紹介するのは、、最も小さい13インチのXPS 13です。
今回紹介するXPS 13のスペック
XPS 13にはSnapdragonを搭載したモデルもありますが、今回お借りしたのは、Intelモデルです。
XPS13は購入時にCPU、ディスプレイなどや細かくカスタマイズできますが、今回使用したのは、以下の仕様になっています。XPS 13としては、ディスプレイ以外は、最も安い構成です。なおディスプレイは、タッチ非対応のFHD+ (1920 x 1200) が最も安くなっています。
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー125H |
OS | Windows11 Home |
メモリー | 16GB LPDDR5X |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
グラフィック | インテル Arcグラフィックス |
ディスプレイ | 13.4” QHD+ (2560 x 1600) タッチディスプレイ |
開梱レビュー
ハイエンドだけあって、専用の黒い箱に収められています。
同梱品は、ACアダプター(PD)、電源コード、充電用USB Cタイプケーブルと説明書です。
ACアダプターは、60WのPD充電器となっています。
外観レビュー 高級感があり、小さい
筐体は前面メタルで、XPSらしい高級感があるデザインです。
底面にはXPSのロゴが刻印されています。
XPSらしく、薄く作られています。インターフェースは、両側にUSB-Cがひとつづつです。
USB-Cは、電源入力端子を兼ねていますので、使えるインターフェイスは実質1つということになります。モバイル用途が中心となるモデルですが、かなり割り切っています。
XPSシリーズの特徴の一つとして、フットプリントが小さいというのがありますが、やはり小さくなっています。特に顕著なのが奥行きで、Dellのスタンダードノートと比べると、1.4cmほど小さくなっています。
幅 | 奥行き | 高さ(最厚部) | 重さ | |
XPS 13 | 295.30 mm | 199.10 mm | 15.30 mm | 1.17 kg |
参考)Inspiron13 | 296.68 mm | 213.50 mm | 15.65 mm | 1.24 kg |
重量 やや重いが小型なので携帯性は高い
重さに関しては、カタログ値では最小1.19kgとなっており、、選んだ仕様によって異なりますが、お借りした機種は、実測で、1.239kgでした。
XPS 13 本体が金属筐体であることもあり、重量的には、モバイルPCとしては重めです。
ちなみに、現在の最軽量は、FMV Zero で、最軽量モデルはWU5/J3となっており、カタログ値で約634gですので、そういったモデルと比較すると、重さはありますが、本体サイズが小さいので、携帯性はいいと思います。
ACアダプターは、電源ケーブル、付属USB-Cケーブル込みで、実測253gでした。
本体とACアダプターを持ち歩くと、約1.5kgになります。
キーボードは、非常に打ちやすい
旧モデルと比較して、最も変わった点がキーボードです。以前紹介した、XPS-13 Plusと同様な構成となっています。
旧型のXPS13より、大幅に高級感増し、打ちやすさも向上していると思います。
パームレストと一体化したタッチパッド
まったく継ぎ目がなく、見た目にはわかりませんが、パームレスト中央部にタッチパッドが配置されています。右クリック、左クリックもクリック感があり、使用上は全く普通に使えますが、デザイン的には、おしゃれで、高級感があります。
ファンクションキー、メディアキーは、LED表示
上記写真は、電源オフの状態なのでキーボード上部に何も表示されていませんが、電源を入れると、Functionキー又はメディアキーが表示され、タッチキーで操作できます。
下記の写真ではメディア関連キーが表示されていますが、FnキーでFunctionキーの表示に切り替わり、Fn+Escキーで、Functionキーを固定表示することもできます。
キーピッチは、20mmで打ちやすい
XPS13のキーボードは、Enterキーが小さかったり、少し慣れが必要な部分もありましたが、今回お借りした標準的な配列に近くなっています。
またキーピッチが20mmと、旧モデルより大きくなっており、打ちやすさは、非常に良くなっています。
ちなみに、以前レビューしたCore i 11世代の旧型のXPS13(9310)のキーボードは、以下のようなものです。キーサイズは、実測で約16mm、キーピッチは19mmでした。今回お借りしたXPS13は、旧機種と比べると、高級感がアップしており、キーボードとして打ちやすさも向上しているのがわかるかと思います。
電源ボタンが分かりにくい
実は、back spaceキー、右の何も書かれていないキーが電源ボタンなのですが、最初は電源キーがないのかと探してしまいました。
最近は、スリープモードで使用することが多く、電源キーを使うことはそんなにないですが、何も表示がないのは不親切かなと思いました。
インターフェイスが少ない
上述しましたが、USB-Cが両側に1つづつ。合計2個あるのみです。
電源の入力も兼ねていますので、実質1つという見方もできます。以前は、マイクロSDカードスロットやヘッドセット端子もついていましたが、今は、これらもついていません。
かなり割り切った仕様ですが、モバイル中心であれば、確かに、それほどインターフェースは必要ないかもしれません。
必要な方は、USBハブを用意した方がいいいでしょう。
ディスプレイは枠が狭く、きれい
XPS13のディスプレイは、13.4インチで、タッチ非対応のFHD+ (1920 x 1200) 、タッチ対応FHD+ (1920 x 1200) 、タッチ対応3K (2880 x 1800) OLEDの3種類から選択できます。XPSシリーズの特徴ですが、、すべて枠が狭くなっています。
以前あった、4K液晶は廃止されたようです。
今回お借りしたのは、タッチ対応FHD+ (1920 x 1200)ですが、非常に綺麗で、視野角も広く、タッチの反応も良好でした。
ベンチマーク
今回お借りしたXPS 13は、CPUとして、インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー125Hを搭載しています。このCPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)を搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。更に、LP Eコアという低消費電力コアも搭載しており、よりバッテリーが長持ちしやすくなっています。
またAI専用のプロセッサーであるNPUが搭載し、グラフィックスはIntel Arcベースになっています。
CPU Mark
スコアは、22381でした。
Core™ Ultra 5 プロセッサー125Hとしては平均的なスコアだと思います。
Cinebench R23
CPU(Multi Core)8032 pts
CPU(Single Core)1599pts
PC mark10
総合スコアは、6308。ハイスペックだと言えます。
3D Mark
このCPUは、グラフィック能力に優れている為、3D Markの計測も行ってみました。
スコアは、5417。内臓グラフィックとしては評判通り、優れており,GTX-1650程度の能力がありそうです。
ゲームベンチマーク
XPS 13には、GPUは搭載されていませんが、グラフィック性能が高いようなので、ゲームベンチマークも計測してみました。
ドラクエベンチ
結果は、スコア10228。評価は「すごく快適」だそうです。
充分遊べる性能ですね。
Final Fantasy XVベンチ
結果は、標準画質で、「重い」という評価です。
やはり内臓GPUでは、厳しいようです。
ただ軽量品質にすると、「普通」になるので、遊べないことはないようです。
まとめ
XPS 13は、プレミアモバイルノートで、小型で、性能も高く、高級感があり、旧モデルと比較しても、使い勝手、高級感が増しています。
おしゃれで、高性能なモバイルノートを探している方にはおすすめできます。
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