最近、無線ルーターが切れる、つながらない、遅くなったと感じることはありませんか?
そうした場合、まず最初に試すべきことを紹介します。
ルーターの再起動
一番簡単な方法は、wifiルーターを再起動することです。
wifiルーターは、小さいコンピュータのようなものですので、使っているうちにおかしくなることがあります。
wifiの調子が悪くなったら、一度再起動してみると、状態が改善することがあります。
再起動の方法は、機種により異なりますが、リセットボタンがあれば、それを押す。もしリセットボタンがない場合は、電源をコンセントから抜いて、1分ほど放置するといいでしょう。
wifiルーターの管理画面が見れるようであれば、たいてい管理画面に、再起動の項目がありますので、こちらから再起動することもできます。
再起動では、ユーザーが登録したパスワードや各種設定などは、そのまま残っていますので、安心してください。
ファームウェアの更新
メーカーは商品を発売した後も、不具合や機能改善のために、ファームウェアの改善をしています。
もし、現在の使っているファームウェアより、新しいファームウェアが、メーカーより提供されている場合、新しいファームウェアを適用することで、情況が改善することがあります。
方法は、wifiルーターの管理画面にファームウェア更新のメニューがありますので、そこから更新します。通常インターネット経由で、新しいファームウェアがあるかどうかチェックしてくれ、新しいファームウェアがあれば、更新できるようになっています。
チャンネルの変更
Wi-Fiルーターは特定のチャンネルで通信します。近隣のルーターや電子機器が同じチャンネルを使用していると、干渉が発生する可能性があります。
通常Wi-Fiルーターはデフォルトで、自動でチャンネルを選択するようになっています。環境によっては、他のルーターなどと干渉が回避できない場合があります。
ルーターの管理画面から、比較的空いているチャンネルを指定して、固定してあげると、通信状態が改善することがあります。
チャンネルの空き状況を調べるには、windowsであれば、「WiFi Analyzer」のようなソフトを使うとチャンネルの使用状況がチェックできます。
WiFi Analyzerは、マイクロソフトストアから無料でダウンロードできます。
WiFi Analyzerのダウンロードはこちら
Androidやiphoneにも同様なソフトがあり、簡単にチャンネルの使用状況を確認することができます。
5Ghzで接続する
2.4Ghzで接続していて、接続が安定しない場合、5GHzで接続すると安定することがあります。
Wi-Fiルーターと接続機器が5GHz帯に対応している必要がありますが、最近購入した製品であれば、まず対応しています。
5GHzは、2,4GHzに比べ、壁などに弱く、電波の届く範囲が狭いという難点もありますが、それゆえに、他の家のWiFiルーターと干渉するといったことが少なくなります。
5GHzが使える状況であれば、5GHzを優先して使用するといいでしょう。
ビームフォーミングなどの付加機能をオフにする
バッファローやエレコムなどのメーカーのWiFiルーターには、ビームフォーミングという機能が搭載されています。
ビームフォーミングは、対応の機器との接続で、電波を届きやすくし、通信速度を上げるというものです。
このビームフォーミングが悪さをしているのか、これをオフにすると状況が改善したという例があります。
ビームフォーミングのオン・オフは、ルーターの管理画面で、設定できます。ビームフォーミングをオフにしてみて、情況が改善するか試してみるのもよいでしょう。
WiFiルーターの位置を見直す
WiFiの電波が場所によって弱い場合は、壁や家具、金属の障害物から離れた場所に置く、できるだけ高い場所にルーターを置くなどによって、信号の到達範囲を広げることができる場合があります。
最後に
いかがでしょうか?
Wi-Fiルーターの調子が悪い場合に、試すといいことをいくつかあげました。
これで、情況が改善しない場合、WiFiルーターを新しいものに交換するのもよいと思います。
特にWiFiルーターが、acまでの場合や、接続するスマートホンなどの機器が多い場合は積極的に検討するのがおすすめです。
筆者おすすめのWiFiルーターはNECのAterm WX5400HPです。
WiFi6対応、アンテナ数4×4(5GHz帯)/2×2(2.4GHz帯)、ストリーム数4×4(5GHz帯)/2×2(2.4GHz帯)と、4LDK程度のマンション、戸建てで、家族で使うには適度な性能だと思います。
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