最近は、折りたたみのできるスマートフォンが複数発売され、興味のある方も多いかと思います。
ただ折りたたみスマートフォンは、ハイエンドモデルに設定されることが多く、価格も高くなっています。
そのため折りたたみスマホは高いしな、と思っている方も多いと思います。
しかし、ワイモバイルは、ミドルクラスの折りたたみスマートフォンLibero Flipを販売しています。
従来も3万円ほどと買いやすい値段ではあったのですが、10周年記念キャンペーンで、現在MNP一括で、9,800円で販売されています。
今回のワイモバイルのキャンペーンでは、Pixel8や1円スマホが注目を集めていますが、筆者はLibero Flip 9.800円も、目玉のひとつではないかと思っています。
そこで今回は、ワイモバイルの折りたたみスマートフォンLibero Flipをレビューします。



Libero Flipの概要
Libero Flipは、中国ZTE社が開発したフリップ型の折りたたみスマートフォンで、ワイモバイル専用モデルです。
液晶画面は、6.9インチの大型AMOLED(有機EL)を採用し、昔のガラケーの用に折りたたむことができます。折りたたんだ状態では、約1.43インチのサブディスプレイで、通知や簡単な操作ができるようになっています。
折りたたみスマートフォンは、サムスン、Googleなど複数のメーカーから販売されていますが、基本的にハイエンドに位置づけられ、性能は高いのですが、その分価格も高くなっています。
Libero Flipは、ミドルエンドに搭載される Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1を採用し、性能的にはミドルエンドに抑えることにより、価格が抑えられています。
折りたたみスマートフォンに魅力を感じるが、それほどの高性能を求めない方には、おすすめのスマートフォンです。
折りたたみスマホの魅力とは
この記事をお読みの方は、おそらく折りたたみスマホに興味のある方でしょうから、簡単に説明します。
携帯性が高い
大型の液晶を搭載しても、折りたためば約半分の大きさになり、携帯性が高まります。
もちろん折りたたんだ分、厚みは倍になりますが、ズボンのポケットに入れる、カバンの中に入れるなどでは、明らかに携帯性が高まります。
三脚不要で自撮りが簡単
スマートフォンを半分折りたためば、三脚不要で、カメラが撮影できます。
また自撮りをする時、画質のいいアウトカメラを使って、サブディスプレーで画像を確認しながら撮影できます。
スマホを開かずにある程度の操作ができる
サブディスプレーに通知や一定の操作が可能で、スマートフォンを開かなくても、ある程度の操作が可能です。またSuica等のオサイフケータも、スマートフォンを閉じたままで利用可能です。
Libero Flipの仕様
Libero Flipの主な仕様は以下のようになっています。全体としてミドルエンドスマートフォンの仕様になっているのが分かると思います。
CPU | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 |
ディスプレイ(メイン) | 6.9インチOLED ディスプレイ FHD+(2790×1188) 120Hz対応 |
ディスプレイ(サブ) | φ1.43 円形ディスプレー(466×466) |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
マイクロSD | 非対応 |
アウトカメラ | 50M (Main) + 2M (Depth) |
インカメラ | 16M |
バッテリー | 4310mAh |
防塵、防水性能 | IP4X/IPX2 |
スピーカー | ステレオ |
おサイフケータイ | 〇 |
生体認証 | 指紋、顔認証 |
本体サイズ(OPEN時) | 約76×170×7.3mm |
本体サイズ(折りたたみ時) | 約76×88×15.5mm |
本体重量 | 約214g |
Libero Flipレビュー
処理能力は快適
antutuベンチマークの結果は以下の通りです。
総合で約67万点、GPUが約16万点となっています。
昨今のハイエンドモデルは、総合で100万点越えで、他の折りたたみモデルに比べ性能が低いですが、ミドルエンドとしては標準的。重いゲームをするとかでなければ、快適に使える性能です。
他の折りたたみ機種との価格差を考えれば、かなりコストパフォーマンスは高いです。
液晶ディスプレーはきれい
メインディスプレーは、6.9インチOLED ディスプレイで、発色、明るさともに問題なし。
120Hz駆動対応なので、動作もなめらかです。
折りたたみ部分は、斜めからよく見ると、折れ目がわかるが、通常使用で正面から見る限りは、気になることはなかった。
サブディスプレーは今一つ
サムソンのGalaxy Flip6などは、サブディスプレイが大きく、できることが多いですが、LIBERO FLIPでは、カメラ、レコーダ、タイマー、スポーツと健康、天気、音楽の6つのwidgetのみ利用可能です。この辺はハイエンドとの違いですが、良く使うカメラや音楽機能が閉じたままできるのは良い点です。とは言え、細かい操作はできないのが残念ですが、Galaxyなどとの値段差を考えれば仕方ないところでしょう。
カメラ性能
メインカメラは、5000万画素のカメラと200万画素の被写界深度カメラ。
カメラ性能に関しては、ハイエンドモデルと比べると、やはり劣るが、ミドルエンドとしては標準的か。それほど画質にこだわりがない方であれば、問題ないレベルです。
防水・防塵性能はほぼなし
最近は防水のスマートフォンが多いですが、この機種は防水・防塵性能は低いというより、ないです。筆者はスマートフォンは気にせず使いたい方なので、防水はしっかり欲しいですが、その点では残念です。
おサイフケータイ機能搭載
おサイフケータイ機能(Felica)を搭載しており、SuicaやEdyなどを利用可能。
スマートフォンを閉じた状態で使用できるので、非常に便利です。
カラーは3色展開
カラーは、ホワイト、ゴールド、ブルーの3色展開で、現時点ではワイモバイルオンラインショップで全色在庫があります。
ワイモバイルLibero Flipの価格は、9,800円(MNP) 新規19,800円
Libero Flipを9.800円で購入できるのは、他社からの乗り換え(MNP)で、料金プランをシンプル2 MあるいはLで契約した場合で、1人1台までとなっています。
なおソフトバンク、LINMO、ソフトバンクMVNOからのMNPは対象外となっています。
また新規にワイモバイルと契約する場合は、19.800円で購入することができます。
料金プランをシンプル2 M(20GB)あるいはL(30GB)が条件となっていますが、購入後必要がなければ、S(4GB)に変更することができます。料金プランの維持期間はありませんので、最短翌日に変更することもできます。
まとめ
折りたたみスマートフォンとして比較対象になるGalaxy Flip6等の機種は、ハイエンドで15万円程度で、当然性能的には、Libero Flipより優れた点が多いですが、全く価格帯が異なります。
折りたたみスマートフォンに興味があるが、価格的に手が出ない、気軽に折りたたみスマートフォンを使ってみたいという方には、Libero Flipはよい選択肢になるでしょう。
特に現在ワイモバイルでは、キャンペーンで9800円で購入できるので、コストパフォーマンスは最高です。
折りたたみスマートフォンに関心のある方は、検討してみてはいかがでしょうか?

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