FCTのローエンドモデル arrows We2を紹介します。
2とついている通り、arrows Weの後継に当たるモデルですが、FCTの新体制により新たに開発され、前モデルから大幅にパワーアップしています。
FCNTとは
arrowsと言えば、富士通のブランドでしたが、富士通の携帯事業会社(Fujitsu Connected Technology)が、中国Lenovo社に買収され、現在は、Lonovo傘下で、FCNT社としてスマートフォンの開発・製造・販売を行っています。
日本市場では、おなじみのブランド「arrows」のブランドを引き続き使っています。
arrows We2の特徴
カラー展開は3色
カラーは、ライトブルー、ネイビーブルー、オレンジの3色展開です。
高級感はありませんが、マットな素材で、安っぽい感じはなく、カジュアルな感じに仕上がっています。
特に最近のスマホの中では、カメラ部の盛り上がりも少なく。非常にシンプルなデザインです。
Socは、MediaTek Dimensity 7025を搭載
Dimensity 7025は、MediaTekのローエンド向けのSoCで、多くの機種で使われています。
性能的には、Qualcommの同じくローエンド向けSoCであるSnapdragon 4 Gen 2より上だと言われています。
前モデルのarroes weは、Qualcomm® Snapdragon™ 480を搭載しており、ベンチワークを見ると2割以上、性能が向上していることになります。
購入時の電池もちが4年間続く
前作のarrows Weと比べ、大容量の4500mAhの大容量電池を搭載。1日中思いっきり使える長持ち電池です。また、Qnovo社と共同開発した独自技術により電池の劣化を抑え、4年後でも初期容量の80%を維持。購入時の電池もちが永く続きます。
水濡れ・衝撃に強く、衝撃にも強い
arrouw伝統の高い防水、防塵性能があります。
また米国国防総省の調達基準MILスペック23項目に準拠しており、耐衝撃、温度変化など多様な環境で動作を維持できるようになっています。
メーカーの説明では、1.5mから落下させても、壊れないとされています。
またハンドソープでの丸洗いもできるとされています。
OS更新を最大2回、セキュリティアップデート4年
初期OSはAndroid14ですが、メーカーがOSのアップデートを最大2回、セキュリティアップデートを最大4年保証していますので、安心して使えます。
カメラは2眼構成
メインカメラ(広角)とマクロカメラの2眼構成となっています。
メインカメラは、約5010万画素のイメージャーに、F1.8のレンズを採用。前モデルの約1,310万画素、F2.2のカメラより大幅に性能が向上しています。
レンズが明るくなったことにより、より暗い場所での撮影に強くなっています。
仮想ROMに対応
ROMの一部をRAMとして、拡張可能な機能を搭載しています。この機能により、搭載RAMは4GBですが、最大8GBまで拡張できます。
最近の中国メーカーの製品によくついている機能ですが、複数アプリを動かしたりする場合には、効果があります。
マイクロSDカード搭載
最近の機種では省かれることの多い、マイクロSDカードの使用ができ、1.5TBまでのマイクロSDカードに対応しています。
おサイフケータイ対応
Fericaを搭載しており、おサイフケータイを使うことができます。
arrows We2のベンチマーク
arrows We2のantutuベンチマークは以下のようです。
総合で約45万点です。
前モデルの、arrows Weは、Snapdragon® 480を搭載しており、総合で約35万点ですので、2割以上性能がアップしているようです。
重いゲームなどは苦しいですが、一般的な用途では、快適に動作しますので、エントリーモデルとしては十分な性能でしょう。
arrows We2の評価
良い点
- Dimensity 7025搭載で、普段使としては、まずますの性能
- 本体は、小さく、軽い
- 防水・防塵だけでなく、MIL規格準拠で頑丈
- カメラの性能もエントリーとしてはまずます
- 価格が安い
- おサイフケータイ対応
- イヤホンジャック装備
- マイクロSDカード対応
良くない点
- 液晶が、TFTで、解像度もHD+(1,560×720)
- スピーカーがモノラル
- ROMが64GB(ただしSIMフリーモデルは128GB)
総合評価
エントリーモデルとしては、特にディスプレイ性能などは劣っている部分もありますが、SoCの性能はエントリーモデルとしてはまずまずで、日常使いには十分な性能だと思います。
また、カメラなどもローエンドとしては悪くない性能です。
またサイズは小さ目で、軽く、持ちやすく、防水、防塵に加え、頑丈に作られています。
ゲームなどを良くする方には、おすすめできせんが、ライトユーザーなら満足できる製品だと思います。
値段も安いので、お子様の初めてのスマートフォンには最適ではないでしょうか。
ROMが64GBと少ないので、不安な方は、SIMフリーモデルを選ぶのもいいでしょう。SIMフリーモデルは128GBになります。
arrows We2のスペック
arrows We2の主なスペックは以下の通りです。
CPU | MediaTek Dimensity 7025 |
ディスプレイ | 約6.1インチTFT液晶ディスプレイ HD+(1,560×720) |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB(Simフリー版は128GB) |
マイクロSD | 対応 |
アウトカメラ | 有効画素数:約5010万 / 約190万 撮像素子サイズ:1/2.7インチ / 1/5.1インチ F値:1.8 / 2.4 |
インカメラ | 有効画素数:約800万 撮像素子サイズ:1/ 4.0インチ F値:2.0 |
バッテリー | 4500mAh |
SIM | nanoSIM+eSIM |
WiFi | WiFi5 |
防塵、防水性能 | IP6X・ IPX5 / IPX8 |
おサイフケータイ | 〇 |
イヤホン端子 | あり |
生体認証 | 指紋/顔認証 |
本体サイズ | 約73mm×約155mm×約8.9mm |
初期OS | Android14 |
本体重量 | 約179g |
arrows We2の販売価格
arrows We2の現時点(2024年10月29日現在)の価格の一覧です。
au、uqモバイルが最も安くなっています。
SIMフリーモデルでは、LIBMOが最安となっています。次に安いのは、IIJmioとなっています。
新規 | 乗換(MNP) | ||
ドコモ | 22,000円 | 5,500円 | ドコモオンラインショップへ行く |
au | 5,501円 | 5,501円 | auオンラインショップへ行く |
UQモバイル | 5,501円~ | 5,501円~ | UQオンラインショップに行く |
IIJmio(Simフリーモデル) | 32,800円 | 19,800円 | IIJmio公式ページに行く |
mineo(Simフリーモデル) | 35,112円 | 35,112円 | mineo公式ページに行く |
イオンモバイル(Simフリーモデル) | 32,780円 | 32,780円 | イオンモバイル公式に行く |
LIBMO(Simフリーモデル) | 16,800円 *1 | 16,800円 *1 | Libmo公式に行く |
*1 TCLポイントで還元後の実質価格。TCLポイントはLIBMO料金に充てられる他、Vポイント等他のポイントに移行可能です。
まとめ
arrows We2は、エントリーモデルとして、一般的な用途には十分な性能があると思います。
ただし、エントリーモデルなので、重いゲームをすとかには向いていません。またディスプレイがHD+の液晶で、解像度が低めですので、画質にこだわりのある方にも向いていません。
arrows We2が向いている方は、ライトユーザーです。
防水・防塵性能が良く、Mil規格準拠で頑丈なので、スマホを気にせずラフに扱い方にも向いています。
特にはじめてスマホを持つ方には向いているのでは二でしょうか?
小さく、軽く、頑丈なので、お子様の初めてのスマホにもいいのではないかと思います。
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