筆者の自宅では、SynologyのNASを導入しています。
NASとは
NASとは、Network Attached Strageの略で、ネットワーク接続で使えるハードディスクのようなものです。ネットワーク内のどのパソコンやスマートフォン、テレビなどから自由にアクセスできるだけでなく、外出中にも自由にアクセスできます。
さらにNASは、単純なストレージであるだけではなく、低消費電力のパソコンでもあり、メーカーや機種によって異なりますが、DLNAサーバーとして、動画や音楽の配信をしたり、スマホやパソコンの写真やデータを自動でバックアップできたり、Evernoteのようにメモなどを管理できたりと、かなり多機能です。
DropboxやEvernoteなどのクラウドサービスが、自前のNASで利用できるので、重宝していました。
NASのHDDが突然クラッシュ
筆者の使っているのは、Diskstation DS418Jという機種で、4ベイ、つまりHDDを4台内臓できる機種で、6GBのHDDを4台入れて使っていました。おそらく5年くらいは使っていると思います。
しかし、突然1台のハードディスクがクラッシュしてしまいました。
クラッシュと表示されたハードディスクは、ストレージプールからはずされ、3台で稼働しているという状態になっていました。
SHRというSynology独自システムで、RAID5相当になっていますので、ハードディスク1台故障しても、NAS内のデータは保護されているはずです。
ハードディスク自体は、正常と表示されており、拡張S.M.A.R.Tテストで、チェックして問題がなければ、システムを再構築、だめなら新しいハードディスクに交換しろということのようです。
そこで、拡張S.M.A.R.Tテストをしているものの、一日放置しても終わらず、あきらめました。
念のため、ハードディスクを取り外し、パソコンにつないで、Crystal Disk Infoで、S.M.A.R.T情報を見るても、正常となっています。
どうもNASは、早めに警告を出して、データの破損を防ぐということのようです。
ということで、ハードディスクを購入することにしました。
NASに使用できるハードディスクは
NAS用のハードディスクは、各社から専用のものが用意されています。
Western Digital REDや、Seagate Iron Wolfといったものです。
常時稼働するNAS用に最適化され、耐久性が向上しています。
一般用のWestern Digital BlueやSeagate Barracudaといったハードディスクに比べると、倍という感じの値段でしょうか。
実は、筆者は、Western Digital Blue2本とSeagate Barracuda 2本をNASに搭載しています。
4ベイモデルなので、ハードディスクを4台搭載すると、かなり価格が違ってきます。そのたえ耐久性の点で、不安はあるのですが、交換頻度が増えても、一般のハードディスクの方が安いし、多分大丈夫だろうという判断です。
トラブルは今回が初めてですが、5年使えたので、いいかなとは思っています。
ただSynology社も非推奨で、導入の際は、非推奨のハードディスクですという確認が求められます。あくまでも自己責任です。
心配な方は、NAS用のハードディスクを使用して下さい。
今回トラブルのあったハードディスクは、Western Digital Blue 6TBです。
ハードディスクはしばらく購入していなかったのですが、今は、6TBより、8TBの方がコストパフォーマンスが高いので、Seagate Barracudaの8TBを2本購入して、ついでにNASの容量を上げることにしました。
【参考】アマゾンの容量別HDD価格比較(2023年9月1日)
6T | 8TB | |
Seagate BarraCuda | 11,882円 | 14,382円 |
Western Digital Blue | 12,761円 | 16,264円 |
注)Seagate 8TB、WD 6TBはタイムセール価格です。
最後に
今回NASのハードディスクがクラッシュして、新しいハードディスクを購入することにしました。
ハードディスクが届いたら、RAIDの修復で、治るはずです。
今回は、一般向けのSeagate Barracudaの8TBを購入しましたが、NASにはNAS用のハードディスクを使った方が、やっぱ安心かなとも思っています。
追記
最終的にハードディスクは、破損していませんでした。ボリュームの破損でした。
コメント