ソニーのミドルエンドモデルXperia10シリーズの今年発売されたXperia 10 VIの紹介をします。
価格が高い、価格の割りにスペックが悪く、コストパフォーマンスが悪いとネットでも評判が良くない機種ですが、小型、軽量で、持ちやすく、電池持ちが良いと魅力のあるモデルでもあります。
ソニーという安心感もあり、ドコモ等の取扱いのあるキャリアでは上位に位置しています。
その魅力と、欠点について解説していきたいと思います。
なお現時点(2024/9/4)の最安値はIIJmioと楽天モバイルです。
10/25時点の最安値は、以下の記事をご覧ください。



Xperia 10 VIの特徴
カラー展開は3色
カラーは、ブルー、ブラック、ホワイトの3色展開です。
筐体は難燃性再生プラスチックSORPLAS™(ソープラス)を含む環境対応樹脂(再生樹脂や植物由来樹脂など)を、本体の部品の一部に原料として約50%使用しています。
高級感はありませんが、マットな素材で、安っぽい感じはなく、カジュアルな感じに仕上がっています。特にブルーとホワイトは、透明感がありいい感じだと思います。
特に最近のスマホの中では、カメラ部の盛り上がりも少なく。非常にシンプルなデザインです。
21:9の縦長液晶搭載
Xperiaは、他のスマートフォンより縦に長い、21:9のディスプレイを搭載しています。
ディスプレイサイズは、約6.1インチの有機EL FHD+です。
21:9の縦長液晶は、好みの問題もあるのですが、横幅が狭くなるため、持ちやすさにつながるというメリットがあります。
縦に長い為、webなどの表示される情報量は多く、2画面も実用的に利用できます。
またシネマサイズの映画を画面いっぱいに表示できるというメリットがある一方、youtubeなどの画像は、小さく表示されるなど、一長一短があります。
Xperiaの21:9の縦長液晶に違和感を抱き気にされる方も多いのですが、慣れの問題もあり、筆者は以前Xperiaを使っていたことがありますが、全く違和感がありませんでした。
サイズは小型・軽量
サイズは約68mm×約155mm×約8.3mm、重量は約164gです。
前モデルのXperia10VIより、5g増えていますが、それでも軽量です。
また横幅が狭く、持ちやすく、片手操作はやりやすくなっています。
SoCは、Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platformを搭載
Xperia10シリーズは、前々モデルのXperia10 IV,VとSnapdragon® 695を搭載していましたが、ようやく、SoCが変更され、Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platformに変更され、性能が向上しました。
2日利用できるバッテリー性能と長寿命バッテリー技術
Xperia10VIは、5000mAhのバッテリーを搭載していますが、バッテリーの持ちがいいので有名です。
メーカー公称では2日持つとされています。
更に、いたわり充電とXperia独自の充電最適化技術により、充電時のバッテリーへの負荷を軽減し、3年使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーを実現しています。
カメラは2眼構成
Xperia10 VIの背面カメラは、有効画素数約800万画素の超広角カメラと、有効画素数約4800万画素の広角カメラの2眼構成で、18mm/26mm/52mmの3画角をカバーしています。
前モデルのXperia10 Vは、超広角、広角、望遠の3眼構成でしたので、簡素化されていることになります。
サウンド機能
フロントステレオスピーカーを搭載しており、前モデルから音質が大幅に向上しています。
また最近省かれることの多い、Hi-Res対応のイヤホン端子を搭載しており、ソニーの発表では前モデルより、音質が向上しているとのことです。
Blueetoothコーデックは、AAC、apt-X、aptX Adaptive、apt-X HD、LDAC、SBCに対応しており、LE Audioには非対応となっています。
またAIを用いたソニー独自の音質向上技術DSEE Ultimateを搭載しており、有線でもワイヤレスでもHi-Resに対応しています。
360 Reality Audioの再生に対応。ステレオ音源を立体的なサウンドに変換する360 Upmixも搭載。アーティストの演奏を目の前で聴いているような臨場感を体験できます。
SONY PICTURES CORE 1年間無料
ソニー・ピクチャーズの映画作品が見られるSONY PICTURES COREが1年間無料になります。
SONY PICTURES COREでは、多くのソニー・ピクチャーズの映画が無料で見られます。
更に、新作映画を5作品見られる特典がついています。
マイクロSDカード搭載
最近の機種では省かれることの多い、マイクロSDカードの使用ができ、1.5TBまでのマイクロSDカードに対応しています。
おサイフケータイ対応
Fericaを搭載しており、おサイフケータイを使うことができます。
OSアップデート・セキュリティアップデート
前期種Xperia10 Vより、セキュリティアップデート期間が長期化され、OSアップデート2回、セキュリティアップデートは4年となっています。
ソニーは、他社と比較して、アップデートが短いのが難点でしたが、少し改善されています。
もっとも例えば、Sharpのミドルエンドは、OSアップデート3回、セキュリティアップデート5年、サムソンはOSアップデート最大4回、Google Pixelは、7年ですので、他社より短いのは事実です。
しかしXperia10 VIの場合、初期OSはAndroid14ですので、OSはAndroid16、セキュリティアップデートは、2028年までとなりますので、それだけ使えれば十分かもしれません。
Xperia 10 VIの良くない点
Xperia 10 VIは、仕様として残念な点がありますので、それを解説します。
ディスプレーが60Hz対応
最近はローエンドでも、リフレッシュレート90Hz対応、120Hz対応となっており、ミドルエンドにも関わらず、60Hzのままというのは、残念です。
なおリフレッシュレートは、画面の書き換えの速度で、数字が大きいほど、なめらかな描画が可能となります。
60Hzだと、画面がカクカクということはありませんが、スムーズさに差が出ます。
これまで60Hzのスマートフォンをお使いの方は気にならないと思いますが、90Hz、120Hzのスマートフォンに慣れている方は気になると思います。
もちろん慣れの問題もありますので、実機を触ってみるのが一番でしょう。
メモリーが6GB
ミドルエンドでは、メモリーが8GBが主流で、中には12GBのメモリーを搭載しているものもあります。
実は、Xperia 10 VIの海外モデルは、8GBのメモリーを搭載しているのですが、なぜか日本向けは、6GBに据え置かれています。
今年発売のミドルエンドスマートフォンとして、6GBは残念な仕様です。
WiFiがWiFi5
前モデルから引き続き、WiFiの仕様が、WiFi5となっています。
このクラスのスマートフォンであれば、WiFi6対応でないのは残念です。
価格が高い
価格については、後述しますが、各社の正規の価格設定7万から8万円と、内容の割りに高く、コストパフォーマンスという点では、良くないと言わざる負えません。
ただし、キャンペーンや施策などで、実際はもう少し安く買えることもあります。現時点の安値では後述するように5万円以下で購入可能です。納得できれば買いでしょう。
Xperia 10 VIのスペック
Xperia 10 VIの主なスペックは以下の通りです。
CPU | Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platform |
ディスプレイ | 約6.1インチ有機ELディスプレイ Full HD+(1,080 × 2,520) リフレッシュレート60Hz |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
マイクロSD | 対応 |
アウトカメラ(ダブルカメラ) | 6mm(超広角) 有効画素数約800万画素/F値2.2 26mm/52mm(広角) 26mm撮影時 有効画素数約4800万画素 (記録画素数約1200万画素)/F値1.8 52mm撮影時 有効画素数約1200万画素 (記録画素数約1200万画素)/F値1.8 |
インカメラ | 有効画素数約800万画素/F値2.0 |
バッテリー | 5,000mAh |
SIM | nanoSIM+eSIM |
WiFi | WiFi5 |
防塵、防水性能 | IP6X・IPX5/IPX8 |
おサイフケータイ | 〇 |
スピーカー | ステレオ |
イヤホン端子 | あり |
生体認証 | 指紋 |
本体サイズ | 約68mm×約155mm×約8.3mm |
初期OS | Android14 |
本体重量 | 約164g |
Xperia 10 VIのベンチマーク
Xperia 10 VIのantutuベンチマークは以下のようです。
総合で約56万、CPUで、約11万、GPUで約11万点です。
前モデルの、Xperia10 Vは、Snapdragon® 695を搭載しており、総合で約44万点ですので、2割ほど性能がアップしているようです。
重いゲームなどは苦しいですが、一般的な用途では、快適に動作します。
Xperia10 VIキャンペーン
Simフリーモデル5000円キャッシュバックキャンペーン 終了
SimフリーモデルのXperia 10 VIを購入すると5000円キャッシュバックされます。
購入期間:2024年9月9日23:59まで
応募期間:2024年9月16日10:00まで
ソニーストアで販売されるモデルだけでなく、IIJmioやmineoで販売されるモデルも対象です。
楽天モバイル 8000ポイント還元キャンペーン 終了
「楽天モバイル」公式サイト/「楽天モバイルショップ」で購入した場合、楽天ポイントで、8000ポイントが還元されます。対象は、新規、機種変更、乗り換えを問わず、「楽天モバイル」公式サイト/「楽天モバイルショップ」でXperia 10 VIを購入すると対象になります。
乗換などで楽天モバイルから付与されるポイントとは別に付与されます。
例えば、初めて楽天モバイルで、機種変更でXperia 10 VIを購入した場合、12000ポイント+8000ポイントで、合計20000ポイントが付与されます。
購入期間:2024年10月31日まで
応募期間:2024年11月10日23:59まで
Xperia 10 VIの販売価格 最安はIIJmioと楽天モバイル
Xperia10 VIの現時点(2024年10月25日現在)の価格の一覧です。
現時点の乗り換えの最安値は、IIJmioです。次に安いのがau、uqモバイル、次いで楽天モバイルです。IIJmio、UQモバイルは初期費用が掛かりますので、実質の最安値は、auとなります。
ただし、通信料金の違いがありますので、安く使いたいのであれば、IIJmio、楽天モバイルがおすすめです。
(10月25日更新)
正規価格 | 一括(MNP) | ||
ドコモ | 74,140円 | 63,140円 | ドコモオンラインショップへ行く |
au | 63,800円 | 52,800円 | auオンラインショップへ行く |
ソフトバンク | 69,120円 | 69,120円 | ソフトバンクオンラインショップに行く |
楽天モバイル | 62900円 | 56,900 円(還元後) | 楽天モバイル公式ショップに行く |
UQモバイル | 63,800円~ | 52,800円~ | UQオンラインショップに行く |
IIJmio(Simフリーモデル) | 69,300円 | 49,800円 | IIJmio公式ページに行く |
mineo(Simフリーモデル) | 68,640円 | 68,640円 | mineo公式ページに行く |
SONYストア(Simフリーモデル) | 69,300円 | 69,300円 | ソニーストアに行く |
まとめ
Xperia 10 VIは、ソニーのミドルエンドのスマートフォンです。
機能面で他社に劣る点がありますが、小型・軽量で持ちやすく、シンプルなデザインのスマートフォンを求める方には、おすすめです。
残念ながらカメラ機能はそれほど良くないので、カメラの性能を求める方は他の機種の方がいいでしょう。
中国メーカーに比べると、割高ではありますが、安心感を買うと考えると、個人的には50000円以下なら許容範囲かなと思います。
現時点で、Xperia 10 VIを最安で手に入れるなら、IIJmioか楽天モバイルになります。興味のある方はチェックしてみて下さい。


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