低価格ながら、高機能、高音質を提供してきたEarFun。
2023年EarFun Air Pro3が大ヒットしましたが、今回大幅に機能を強化したEarFun Air Pro 4が発売されました。
アマゾンでの、今日時点(8/03)の価格は、9,990円に、1500円の割引クーポンが適用され、8,490円で、販売されています。
EarFun Technologyとは
EarFun Technologyは、中国に本拠を置く、いわゆる中華メーカーです。
設立は、2018年と比較的新しめ。
会社ホームページによると、「経験豊富な工業デザイナー・音響エンジニア・音楽愛好者で構成されたチームにより、次世代のワイヤレスオーディオ機器を製造することを目標として設立」されたそうです。
イヤホン、ヘッドフォン、スピーカーなど音響製品を製造・販売しており、中華メーカーらしい低価格で、機能性、高品質の商品を販売しており、ハイコストパフォーマンスブランドとして知られており、非常に評価の高いブランドです。
EarFun Air Pro 4のすごいところ
EarFun Air Pro 4は、現在の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)のトレンドの機能のほぼすべてを搭載しながら、1万円以下と低価格なことです。
Soudcoreなどの人気中華メーカーはもちろん、ソニーやパナソニックなどのいわゆる一流企業の製品でも、すべてを搭載していません。
VGP 2024 金賞を受賞していますが、納得です。
LDACだけでなく、aptX Adaptiveにも対応
EarFun Air Pro 4の対応するBluetoothのコーデックは、aptx Lossless、aptx Adaptive、LDAC、SBC、AACです。
LDACは、ソニーが開発したコーデックで、最高990kbpsの伝送速度で、ワイヤレスで、ハイレゾ級の音質を実現します。ソニーの開発ということで、ソニー製品には古くから搭載されてきましたが、現在はAndroidの標準コーデックとなり、パナソニックやオーディオテクニカあるいは中華メーカーなど、最近のハイレゾワイヤレスイヤホンは、LDACを搭載するものが、多くなっています。
aptx Adaptiveは、Qualcomの高音質コーデックで、QualcomのCPUを搭載したAndroidの一部に搭載されています。LDACと同じくハイレゾワイヤレスイヤホンに搭載されています。
現在販売されているハイレゾワイヤレスイヤホンは、このLDACかaptx Adaptiveを搭載していますが、基本的にどちらかしか搭載していません。
しかし、EarFun Air Pro 4は、1万円以下の低価格機でありながら、LDACとaptx Adaptiveの両方を搭載しています。
さらにLEオーディオ、Auracastにも対応しています。
コーデックに関しては、死角なしです。
ノイズキャンセリング、外音取込機能
最近のワイヤレスイヤホンでは、トレンドのノイズキャンセリング機能も当然搭載しています。
ノイズキャンセルはの強度は、‐50dBと業界最高クラス。
ワイヤレスチャージ
完全ワイヤレスイヤホンは、本体をバッテリーを内蔵したケースに収めて充電するようになっています。そしてケースへの充電は、USBケーブルをつなぐか、ワイヤレス充電(Qi)します。
しかし、ワイヤレス充電に対応しているのは、基本高級機のみで、ローエンド、ミドルエンドは、ケーブルでの充電になります。
ところが、EarFun Air Pro 4は、1万円以下なのに、ワイヤレス充電にも対応しています。
スマート装着検出機能搭載
イヤホンを耳から外すと、それを検知して、音楽の再生を止める機能です。いわゆる一流メーカーのハイエンドワイヤレスイヤホンに採用されている機能ですが、この価格帯で採用しているイヤホンはありません。
EarFun Air Pro 4 同梱品レビュー
パッケージの中には、イヤホン本体、ホルダー、イヤーピースと充電用のUSBケーブル、あとは簡単な説明書が入っています。説明書は、多言語対応ですが、もちろん日本語もあります。
EarFun Air Pro 4レビュー
機能的には、完璧です。
ノイズキャンセリングは良好
さすがに、ソニーのXM5やBoseに比べると、ノイズキャンセリング性能は、劣ると思いますが、この価格帯の商品としては、ノイズキャンセリングの性能は最高クラスです。
外音取り込は、イマイチ
外音取り込機能に関しては、個人的には、あまり評価できません。
マイクを通して、外の音を取り込んでいるまでですが、少し不自然で、さほど効きがいいとは言えません。
この価格帯のイヤホンで、外音取り込の性能が高いものは、ほぼないので、値段なりの性能でしょうか?
外音取り込を実用的に使いたいなら、ソニーのWF-1000XM5クラスの機種が必要だと思います。
音質
音の傾向は、いわゆるドンシャリで、低音から高音までバランスの取れたサウンドで、特に低音がよくでている印象です。
好みの問題はありますが、1万円以下としては、かなり良いと思います。
接続と安定性
接続は、使った限りでは、安定しており、頻繁に切れるとかの不具合はありませんでした。
安いイヤホンの中には、切れやすかったりと問題のある機種は多いので、この点では及第点でしょう。
バッテリー
カタログ値ですが、ノイズキャンセルオンで、7.5時間連続再生、ノイズキャンセルオフで11時間となっており、非常に優秀です。
装着感はまずます
デザインは、いわゆるうどんタイプで、耳からバーが出るタイプです。
少しバーの部分は大きく、デザイン的な好き嫌いはありそうですが、装着感はまずますです。着けていて痛くなるという感じはなく、安定感も悪くないです。
まとめ
EarFun Air Pro 4は、1万円以下のワイヤレスイヤホンとしては、おすすめだと思います。
機能的には、ほぼ全部入りで、LDACとaptx Adaptiveに両方対応し、LC3やAuracastまで対応と至れり尽くせり。コストパフォーマンスでは最強クラスです。
音質もよく、1万円以内で、ワイヤレスイヤホンを検討したい方には、第一候補の一つでないかと思います。
アマゾンでの、今日時点(8/03)の価格は、9,990円に、1500円の割引クーポンが適用され、8,490円で、販売されています。
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