DELLのアンバサダープログラムで、XPS13 Plusをモニターとして、お借りでききましたので、2週間ほど使用してみました。
結論から言うと、XPS13Plusは、高級感のあるファッショナブルな機種であるだけでなく、モバイルパソコンとしての使い勝手、性能など、魅力にあふれたモデルだと思います。
筆者は、だいぶ前の機種でXPS13(9360)のi5-8250Uモデルを利用しているのですが、今回XPS13 Plusを試用してみて、買い替えたくなりました。
XPSシリーズとは
DELLのラインナップの中で、XPSシリーズは、ハイエンドノートに位置づけられます。アルミ削り出し、薄型モデルで、液晶の縁が小さく、フットプリントが小さいのが特徴です。
XPSシリーズには、XPS17、XPS15、XPS13、XPS13 2 in1そして、今回レビューするXPS13PLUSがあります。
特に13.4インチ液晶のXPS13、XPS13Plusは、携帯性が優れています。
ほかにスタンダードラインのInspiron、ビジネス向けのLatitude、ゲーミング向けハイエンドのAlienware、ゲーミング向けローエンドのDell Gシリーズがあります。
XPS13とXPS13Plusの違い
液晶画面サイズは、どちらも13.4インチで、サイズもほぼ同じです。
デザイン的な違いがあり、XPS13に比べ、XPS13plusはよりスタイリッシュになり、キーボード周りが大きく異なっています。
更にパフォーマンス面でも違いがあり、XPS13がモバイルノートでよく使われるTDP15WのUシリーズではなく、より性能の高いTDP28WのPシリーズを採用しています。
例えば、XPS13で採用されるCore i7-1250Uは10コア12スレッド、XPS13 Plusに採用されるCore i7-1260Pは、12コア16スレッドで、性能的には、約40%向上しています。
XPS13PLUSの仕様は
XPS13Plusはカスタマイズ可能で、カラーは2色、CPUはi5とi7、ディスプレーも3タイプから選ぶことができます。
今回お借りしたXPS13Plusは下記の色を付けた仕様になっています。
カラー | グラファイト | プラチナシルバー | |
CPU | 12世代インテル Core i5-1240P | 12世代インテル Core i7-1260P | |
メモリー | LPDDR5 5200MHz 16GB | LPDDR5 5200MHz 32GB | |
SSD | 512GB M.2 PCIe Gen4 Nvme SSD | 1TB M.2 PCIe Gen4 Nvme SSD | 2TB M.2 PCIe Gen4 Nvme SSD |
ディスプレイ | 13.4 FHD+(1920 x 1200) 非光沢ディスプレイ | 13.4OLED 3.5K(3456×2160) タッチ 反射防止ディスプレイ | 13.4 UHD+ (3840 x 2400) フレームレス タッチ 反射防止 |
外観は、ファッショナブルで高級感があり
第一印象は、おしゃれ!
非常に質感が高く、まさにプレミアムパソコンという感じです。
XPS13PLUSの特徴の一つとして、フレームレスディスプレイ採用で、同クラスの液晶搭載パソコンと比べ、フットプリントが小さいというのがあります。
筐体のサイズは、幅295.30 mm、奥行き199.04 mm、厚さ15.28mmとなっています。通常の13.3インチモバイルノートと比べると、特に奥行きが1センチほど小さくなっています。
大きさをイメージするために、B4ノート、A4ノートと比べてみました。XPS-13PLUSは、幅は、ほぼA4サイズと同じで、奥行きで1.5cmほど小さくなっています。厚さは、一番大きい部分が15.28mmで、普通のビジネスバックにもすっぽり収まるサイズです。
筆者は本体をスリーブケースに入れて、カバンに入れていましたが、サイズ的には持ち歩きしやすい大きさだと思います。
重量は、少し重め
重さは、1.246 kg(実測)と大きさのわりにずっしりとした重さを感じます。
昨今の軽量パソコンは、1kgを切っていますので、重量では最軽量とは言えませんが、アルミ削り出しで、高い剛性感があり、高級感を感じる重さです。
モバイル用途では、重さは重要な要素ではありますが、サイズや剛性感も大事な要素です。
そういう意味では、モバイルノートとしては優秀ではないでしょうか?実際に持ち運んでも、負担になるほど重いという印象はありませんでした。
付属充電器
付属の充電器は、60WのPD充電器で、本体は小型です。
重量は、103gと軽量ですが、電源ケーブル、USB-Cケーブルを含めると、245gとなります。
持ち運びを考えると、社外品のPD充電器を用意した方がよいと思います。
手持ちの45WのPD充電器を試したところ、低速充電の警告がでました。
付属のものが、60Wなので、60W以上のものを用意した方がいいでしょう。
例えば、下記のような商品です。
ディスプレーはきれいで、視野角も広い
XPS13 Plusのディスプレーは、FHD+ (1920 x 1200)、OLED 3.5K (3456×2160)タッチパネル、UHD+ (3840 x 2400) タッチパネルの3種類があります。
今回お借りしたのは、OLED 3.5K (3456×2160)タッチパネルです。
さすがに13.4インチで、3456×2160ですので、非常にきれいです。
視野角は非常に広く、ほぼ真横から見ても、きれいに見えます。
キーボードは、おしゃれで、使いやすい
XPS-13Plusのキーボード部分ですが、ガラス素材を使ったファッショナブルなものとなっています。
パームレスト部分は、タッチパッドがありますが、継ぎ目が全くなくどこにあるのか見えませんが、タッチパッドはパームレスト中央部に装備されています。当然右クリック、左クリックもできますが、触覚フィードバックがついており、物理的にクリックしたかのような感覚があります。タッチパッド部の位置が見てもわからないので、操作には慣れが必要ですが、無粋なタッチパッドがない分、非常にファッショナブルです。
またファンクションキーの部分は、物理キーではなくタッチ式で、各キーの機能がLEDで表示されており、Fnキーを押すと表示が変わります。
なおデフォルトでは、メディアキーが割り当てられており、Functionキーを使うのは、Fnキーを押しながら、となる。これは、XPS13Plusだけではなく、DELL,HPなどではそうなっています。日本では日本語入力でFunctionキーをよく使うが、海外ではあまり使わないせいかもしれない。これは、BIOSで変更できるので、あまり問題はない。
またFnキーを押しながら、ESCキーを押すと、ファンクションキーで固定される
気になるのは、よく使う、DELキーやESCキーもこの部分に割り当てられており、少し使いづらく感じた。
キーボードに関しては、筐体の幅一杯に5列キーボードが配置されている。そのため、キーは、1.9cm幅と筐体サイズのわりに大きい。筐体が薄い為、キーストロークは、浅いが、予想以上に打ちやすい。
搭載SSDは、PCIe Gen4
お借りした機種のSSDは、Western DigitalのSN810の512GBが搭載されていました。
CrystalDiskMarkで、速度を計測してみると、Gen4だけあって、非常高速です。
なお購入時に搭載されるSSDは、これと異なる可能性があります。
インターフェイスは、割り切った仕様
Thunderbolt4 2つと非常に割り切ったインターフェイスとなっています。
イヤホン端子もありません。USB-Cからイヤホン端子に変換するケーブルが付属しています。
電源接続時は、1つは給電用となりますので、周辺機器等をつなぐことを考えると、ハブは必須ではないでしょうか?
個人的には、イヤホン端子とUSB-Cがもう一つ欲しいところではあります。
性能は、ノートPCとしては、非常に高い
今回お借りしたXPS13 PlusのCPUは、12世代インテル Core i7-1260Pが搭載されています。
Cinebench R23で、ベンチマークを計測すると、マルチコアで6294pts、シングルコアで1466ptsでした。
ノートPCとしては、非常に性能が高く、少し前のデスクトップ向けと同程度の性能と言えます。
XPS13 Plusには、Optimized、Ultra Performance、Cool、Quietの4つの動作モードが用意されています。
Ultra Performanceは、パフォーマンス優先モードで、CPUのフル性能を発揮し、重い処理を高速に行う場合に適したモードですが、その結果、温度が上がるため、ファンノイズも大きくなり、当然電力消費も増えます。
Coolは、冷却を優先したモードで、パフォーマンスを抑制し、ファンノイズも大きくなります。
Quietは、ノイズ低減を優先した、ファンノイズが小さくなりますが、パフォーマンスが制限されます。静かな場所で、使いたいときに便利なモードです。
Optimizedは、ファンノイズ、温度のバランスを適度にコントロールするバランスモードです。
筆者は、通常はOptimizedで使っていました。通常使用にはOptimizedがいいように思います。
バッテリーの持ち
XPS13Plusのバッテリー稼働時間は、公式で、FHD+ディスプレーモデルで、約13時間、OLED、4Kディスプレーモデルで、約7時間となっています。これは、Netflixを連続再生した時間とのこと。
今回筆者が試用したモデルは、OLEDモデルなので、公式には7時間となります。
実際使用した感じでは、常時使い続けるというわけではないですが、朝から、バッテリーで使用して、夕方まで十分バッテリーが持ちました。
バッテリー持ち重視なら、FHD+ディスプレーモデルを選択するのもあるかと思います。
まとめ
今回、XPS13 PLUSを約2週間試用し、持ち運んだりといろいろ使ってみました。
正直な感想は、「これ欲しい」です。
小型で、パワフルな性能。出張先でも、旅行先でも、どこでも気軽に持ち運べる、おしゃれなノートで、高級感があります。
所有欲を満足させてくれるノートパソコンだと思います。
興味を持った方は、ぜひ公式サイトをチェックして下さい。
コメント