AMDのRyzen 5 5600Gが約18000円と安くなっているので、Ryzen 5 5600Gを使って新しいデスクトップパソコンを作りました。
せっかく安価なCPUなので、できるだけ安価なパーツを組み合わせてみました。
できるだけ安くパソコンを組みたい方には参考になるでしょう。
今回は、ゲームや、動画編集などの重い作業をしないので、GPUは載せていません。
パーツの構成
CPU | AMD Ryzen 5 5600G | 約18,000円 |
CPU Cooler | Ryzen 5 5600G付属のWraith Stealth | |
マザーボード | ASUS PRIME A320M-A | 約8,000円 |
メモリー | Crucial DDR4-3200 16GB(8GB×2)) | 約6,000円 |
SSD | KIOXIA EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/J | 約9,000円 |
電源 | 玄人志向 KRPW-L5-500W/80+ | 約6,000円 |
ケース | Thermaltake S100 TG Snow Edition | 約6,000円 |
合計 | 約53,000円 |
Windowsのライセンスがない場合、windowsを別途購入する必要があります。
パーツの購入は、アマゾン、Yahooショッピング、TSUKUMOなどで、購入しました。
不具合時の切り分けなどを考えると、パソコン専門店でまとめて購入するのもいいでしょう。
筆者はTSUKUMOをよく利用しています。価格が安いことが多く、配送も早いからです。
CPU AMD Ryzen 5 5600G
Ryzen 5 5600G は、グラフィックを内蔵するCPUです。なおAMD社では、グラフィック内臓のCPUをAPUと呼んでいます。
Ryzen 5 5600G は、Zen 3アーキテクチャを採用した8コア16スレッドで、動作周波数は、3.9GHz。
この性能で、18.000円は激安です。
CINEBENCH R23でベンチマークをとったところ、マルチコアが9179pts、シングルコアが1434ptsと、一般的な用途では十分な性能であることがわかります。
Ryzen 5 5600Gの対応ソケットはSocket AM4です。現行のRyzenは、Socket AM5に移行しつつあり、Ryzen 5 5600GはSocket AM4の最後の世代となります。
Socket AM4は長く使われた為、対応マザーボードも安く出回っており、コスパ重視でパソコンを組むには、最適なCPUのひとつです。
価格は18,000円程度
今回は、Ryzen 5 5600Gを使いましたが、より性能の高いRyzen 7 5700Gで組んでもいいかもしれません。
Ryzen 7 5700Gは、26.000円くらいで、8000円ほどプラスになります。
CPU Cooler Wraith Stealth cooler
Ryzen 5 5600G に付属している、CPUクーラー「Wraith Stealth cooler」を装着しています。
温度が上がるようであれば、別途購入する予定でしたが、比較的性能がいいようで、十分冷えているので、そのまま利用しています。
購入するにしても、空冷で十分でしょう。
マザーボード ASUS PRIME A320M-A
廉価版のA320 chip setを採用したベーシックなmicro ATXマザーボードです。
今回はコスパ重視で、安いものを選択しました。
価格は、8,000円程度です。
パソコン専門店では、CPUとマザーをセットで販売していることがあり、割安な場合があります。チェックしてみるといいでしょう。
メモリー Crucial DDR4-3200 16GB(8GB×2))
メモリーは規格があっていれば、大体問題なく使えるので、こだわりはないのですが、比較的安価だったCrucialのメモリーを購入しました。
Crucialは、Micronのブランドで、自社でチップを生産しているので、トラブルは少ないと思います。
価格は、6,000円程度です。
SDD KIOXIA EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/J
今回は比較的安かったので、KIOXIAのM.2 NVMeの1TBを購入しました。
それほど早くないSSDではありますが、発熱が少なく、価格も値ごろなので、おすすめできます。
なんと言っても、日本製という安心感もあります。
なおRyzen5 5600Gは、PCIe Gen 3までの対応となっています。より高速なPCIe Gen 4のSSDを購入しても、その性能を発揮できません。安価なPCIe Gen 3のSSDで十分です。
価格は、9000円程度です。
電源 玄人志向 KRPW-L5-500W/80+
玄人志向のスタンダードな500W ATX電源です。
今回は価格を抑える方針なので、これを選びました。
ケーブル類が直付けですが、価格的には、非常に安価です。
価格が許せば、モジュラータイプの方がいいでしょう。
今回は、GPUを搭載しないため、500Wで十分ですが、GPU搭載を考えている方は、もう少し大きい電源にするといいでしょう。
価格は、6000円程度です。
ケース Thermaltake S100 TG Snow Edition
安価なケースと言えば、ThermaltakeのVersa H17が定番です。
しかし今回は、同じThermaltakeのS100を購入しました。
2000円ほど、Versa H17より高くなりますが、側面が強化ガラスのスイングドアになっており、メンテナンス性がよく、見栄えもよくなります。
Thermaltake S100は白も選べるのも魅力のひとつです。
今回は、そのThermaltake S100の白で組んでみました。
ケースファンは標準で、1基搭載で、最大5基まで搭載可能、最大280mmサイズの水冷ラジエータが取り付け可能、最大350mmの拡張カード搭載可能、拡張性はまずまずです。
ドライブは、3.5インチHDDが1台、3,5インチHDD又は2.5インチSSD、2.5インチSSD又はHDD2台の合計4台搭載可能です。
価格は、6000円程度です。
まとめ
今回作った構成では、約53.000円となっていますが、メモリーを8GBにする、SSDを500GBにするなどすれば、おおよそ5万円で、デスクトップパソコンが作れます。
この価格で、この性能のパソコンというのは、非常にコストパフォーマンスがいいと思います。
Ryzen 5 5600Gが安くなっているということと、対応のマザーの価格も割安であることが理由ですが、Intelで同等の性能のパソコンを組もうとすると、倍近くになってしまうかもしれません。
今自作を考えるなら、Ryzen5 5600Gはおすすめだと思います。
またSocket AM4ですので、現在旧型のRyazenを使用している方のアップグレードにもおすすめです。
またパソコンの組み立てに自信のない方は、少し価格が高くなりますが、パソコンショップのBTOパソコンを購入する方法もあります。ショップがサポートをしてくれるので、初心者には安心です。
おすすめは、TSUKUMOです。BTOのベースモデルが多く、細かく構成をカスタマイズできますので、自分の好きな仕様のパソコンを簡単に購入することができます。
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