昨年の第1弾に続き、現在マイナポイントの第2弾が行われています。
マイナポイント第2弾の概要
今回のマイナポイントは、3つの条件があり、最大20000円分のポイントが付与されます。マイナポイント第2弾へのお申し込みは、2022年9月末までにマイナンバーカードを申請された方が対象です。
①マイナンバーカードの新規取得(5000円分)
②マイナンバーカードを健康保険証として使えるように登録する(7500円分)
③マイナンバーカードに公金受取口座の登録(7500円分)
① マイナンバーカードの新規取得
マイナンバーカードを新規取得し、参加しているクレジットカード、電子マネーなどを登録、20000円利用することで、5000円相当が付与されます。
これは、昨年のマイナポイン第1弾と同じ内容で、第1弾で、5000円宇相当分を受け取っている場合は、対象外です。ただし、第1弾に参加した人でも、付与額が5000円相当に達していなかった場合、残額分は対象になります。
詳細は前回の第1弾の時の記事をご覧ください。
② マイナンバーカードを健康保険証として使えるように登録する
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるように登録を行うと7500円相当分が付与されます。①の新規取得と異なり、登録したサービスの利用に応じてというわけではなく、登録だけで、7500円相当のポイントが付与されます。
付与のタイミングは、登録したサービスによって異なるようです。例えば、私は楽天PAYを登録していますが、原則3日以内との記載がありましたが、翌日に付与されていました。中には1ケ月程度かかるサービスもあるようです。いずれにせよマイナンバーカードに一度登録したサービスは変更できませんので、サービスの案内にしたがってください。
この手続きのメリットはポイントだけではありません。
マイナンバーカードを健康保険証として使うことのメリット
転居や転職など健康保険証が切り替わるケースであっても、マイナンバーカードは、そのまま健康保険証として利用可能です。
病院や薬局にかかる場合、住所や氏名などを記入しなければなりませんが、マイナンバーカードを使うと、記入不要。
マイナポータルで、医療費や診療情報、使用薬品、特定健康診断の結果が確認できる。
医療費の情報が確定申告に自動的に反映される
などより便利になります。
マイナンバーカードの病院・薬局で健康保険証の代わりとして使う方法
現時点では、すべての医療機関で実施されているわけではありません。導入している医療機関には、下記のようなステッカー、ポスターが掲示されています。
導入されている医療機関には、顔認証付きカードリーダーが設置されており、マイナンバーカードに登録している顔写真をもとにした顔認証又は4桁の暗証番号により認証を行います。
導入する医療機関は今後増加していくものと思われますが、現時点の導入している医療機関のリストは、厚生労働省のサイトでも公開されています。
③ マイナンバーカードに公金受取口座の登録
公金受取口座とは、国や自治体からの給付金を受け取る口座で、児童手当、年金、所得税の還付金など幅広いものがあります。マイナンバーカードに公的受取口座を登録しておくと、各種給付金の受領をする際に、口座情報を記入が不要になり、口座情報の確認のために通帳コピーを提出する、あるいは役所での口座の確認等の手間がなくなります。
公的受取口座の登録は、義務ではなく、これまで同様、手続きの都度、口座情報を提出することもできますが、登録しておくと、その手間がなくなるので、便利になります。
また公的受取口座の登録は、変更も可能ですので、必要に応じて、口座情報を変更することができます。
マイナポイント第2弾の申込方法解説
準備編
マイナポイントの申請には、パソコンとカードリーダー、又はNFC対応のスマートフォンが必要です。
どちらもない場合、役所などに設置されている端末で申請を行うこともできます。
NFCとは、Near field communicationの略で、日本語では「近距離無線通信」と呼ばれます。日本だとおサイフケータイ機能(Felica)がよ+く使われており、おサイフケータイ機能を搭載しているスマートフォンは、当然NFC対応です。おサイフケータイ機能を搭載していないスマートフォンであっても、日本で売られている多くの機種はNFCに対応になっているようです。Apple payでSuica等を利用できるアイフォンも当然NFC対応です。
ただし、シニア向けスマートフォンなど一部NFC非対応のものもあるようです。
この記事では、スマートフォンを使って申請する方法を説明します。
① マイナンバーカードの新規取得
マイナナンバーカードの取得を行い、マイナポイントの申請を行います。
マイナポイントに参加しているクレジットカード、電子マネー等から1つを選択し、登録を行います。
ここで気を付ける点ですが、マイナンバーカードに紐づけされるサービスは1つのみで、変更ができません。また1度登録されたサービスは、他のマイナンバーカードに紐づけることはできません。
登録したサービスで、20000円分を使用すると、5000円分がポイントとして還元されます。
詳細は前の記事をご参照ください
以下は①のマイナンバーカードの取得とマイナポイントへのサービスの紐づけが終わっているという前提で説明します。
登録には、「マイナポイント」と「マイナポータル」という2つのアプリが必要です。①の作業が終わっていれば既にインストールされているはずですが、アンインストールしてしまった、あるいは他の端末でやった場合は、どちらもGoogle Play(アンドロイドの場合)App Store(iPhoneの場合)からインストールできます。
健康保険証としての登録、公金受取口座の登録は、「マイナポータル」アプリで行います。
その後、「マイナポイント」アプリで、キャンペーンの登録を行います。
② 健康保険証として使える登録をする
登録は「マイナポータル」アプリから行います。
トップページに「マイナンバーカードを健康保険証として利用できます」というところの登録申請から、行います。
まず利用規約の確認画面となりますので。次へ続くをクリック。
次の保険証利用登録の画面で、申込をクリックします。
ここでマイナンバーカードの認証が行われますので、スマートフォンの背面にマイナンバーカードを接触させ、4桁の暗証番号(マイナンバーカード作成時に登録したもの)を入力して、認証を行います。スマートフォンによって、NFCチップの場所は異なりますので、チップの位置とマイナンバーカードのチップが接触するように位置を調整してください。
おサイフケータイ機能付きのスマートフォンの場合は、Suica等の電子マネーを利用する際に、決済端末にタッチさせる部分ですが、チップの位置が筐体に表示されている場合が多いようです。
暗証番号の認証が終わると、健康保険証としての利用登録は終了です。
③ マイナンバーカードに公金受取口座の登録
登録は「マイナポータル」アプリから行います。
トップページに「給付金等の受取口座を予め登録しておくことができます」の登録するから、行います。
以下の画面に行きます。ここでログインして使うをタップします。
マイナポータルのログイン画面になります。
マイナポータルのログインには、マイナンバーカードをスマートフォンに接触させ、4桁の暗証番号を入力します。
ログイン後、「公金受取口座の登録・変更」をタップし、口座の登録を行います。
タップすると公金受取口座の説明がでますので、「次へ」をクリック
本人情報の入力画面になります。氏名、生年月日などの情報ですが、基本的にマイナンバーカードに登録されている情報が入力された状態になっていますので、確認だけで大丈夫です。
次に進むと、口座情報の入力画面になります。登録したい口座の情報を記入し、登録します。
なお公金受取口座は、何度でも変更可能ですので、必要があれば、マイナポータルからいつでも変更できます。
暗証番号の認証が終わると、健康保険証としての利用登録は終了です。
④ マイナポイントアプリより、キャンペーンの申請を行います
最初のページより申し込むをクリック
次のページでで、「健康保険証としての申込」「公金受取口座の登録」の2か所にチェックして選択、次に進みます。
ポイントを受け取るクレジットカードや電子マネーの確認となります。マイナポイント第1弾を申し込んでいる場合は、マイナンバーカードに紐づけたサービスが表示されますので、確認後申込終了です。
この時点で、選択したサービスによっては、セキュリティコードの入力が必要になります。セキュリティコードの取得方法が表示されていますので、それに従ってセキュリティコードを入力してください。
例えば、筆者は楽天カードでしたので、セキュリティカードの要求はありませんでしたが、家族はイオンカードを登録していたため、セキュリティコードの入力が必要でした。イオンカードのセキュリティコードは、登録申込の際に発行されたものを使用するのですが、イオンカードのホームページより参照することもできます。
以上でマイナポイントの申請は終了です。
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