デルアンバサダープログラムで、XPS13をお借りできたので、レビューします。
XPS13は、デルのハイエンドモバイルノートで、液晶の枠が小さく、そのためフットプリントが小さく、さらに筐体が薄く、携帯性に優れたモバイルノートです。
なお今回お借りできたのは、現行の第12世代 Core-iシリーズを搭載したXPS 13(9315)ではなく、一世代前の第11世代Core-iシリーズを搭載したXPS13(9310)です。そこで最新のモデルの情報を含めて紹介します。
また筆者は、第8世代i5を搭載したXPS13の旧型(9370)を所有しており、その機種との比較もしたいと思います。
レビューするXPS13のスペック
今回レビューする機種のスペックは下記の通り
CPU | 第11世代インテルCore i7-1185G7プロセッサー |
メモリー | 32GB |
SSD | 1TB |
液晶 | 13.4インチOLED3.5K(3456X2160)タッチディスプレイ |
外観は高級感があり、さらなる小型化
高さ | 幅 | 奥行き | 重さ | |
XPS13(9310) 今回のレビュー機 | 14.80 mm | 295.70 mm | 198.70 mm | 1.27 kg(タッチなしは、1.20 kg) |
XPS13(9315) 現行機種 | 13.99 mm | 295.40 mm | 199.40 mm | 1.17 kg |
XPS13(9370) 所有機種 | 18 mm | 301.76 mm | 199.24 mm | 1.27 kg |
XPS13の特徴として、液晶のベゼルが非常に薄く、フットプリントが業界最少で、特に奥行き方向が小さく、持ち運びやすい上に、机での作業時も場所を取りません。
本体は、CNC機械加工による削り出しのアルミボディに、黒のカーボンファイバーのパームレストと剛性に優れるだけでなく、高級感を感じます。
今回試用した、XPS13(9310) は、A4ノートと比べ横幅は、ほぼ同じで、奥行きは1センチほど小さくなっている。厚みは、14.8mmと非常に薄くなっている。そのためカバンに入れて持ち歩くことを考えると、収まりがよくなります。
筆者が利用している旧型のXPS13も小さいと思っていましたが、今回レビューしたXPS13(9310) は、奥行きで、横幅で、6㎜小さくなっており、厚みは3mmほどう薄くなっている。さらに最新のXPS13(9315)は、1mm近く薄くなっており、正常に進化しているのがわかる。
またXPS13は、アルミ削り出しの筐体で、高い堅牢性を確保し、非常に高級感が高い。そのため、若干重く、タッチ液晶で、1.27kg。他社のモバイルノートでは、1kgを切るモデルがあり、それと比べると、若干重く感じる。しかし、XPS13はアルミ削り出しの筐体で、剛性感が強く、高級感があります。その分、重量は重めになっています。
モバイルを持ち歩いている方なら、同意してもらえると思うが、カバンに入れたり、持ち運ぶ上では、重量も大事ではあるが、サイズや厚み、堅牢性が重要だと思います。
なお現状、業界最軽量の13.3インチモバイルノートは、富士通のLIFEBOOK UH-X/G2で、重量は、なんと634g。外形寸法は、307×197×15.5mmと幅が1センチほど大きくなる。正直軽すぎて、剛性に不安があるものの、ここまで軽いと、これも魅力的な機種だ。
なお富士通は超軽量モデルは、14インチにシフトするようである。14インチは、LIFEBOOK WU-X/H1で、重量は、約689g。興味のある方は、富士通のサイトをチェックしてみるといいでしょう。
富士通のホームページはこちら
インターフェイスは少ない
今回試用したXPS13(9310)のインターフェイスは、Thunderbolt 4 USB Type-Cポートが2つとmicroSDカード スロット、ヘッドセットとなっている。USB ype-Cの1つは電源供給に使うため、機器接続に使えるのは、1つとなる。使い方にもよるが、USBが少なすぎると思う。USBハブあるいは、Dellのドックで拡張しないと使いずらそうだ。
筆者の使用してる旧型のXPS13は、Thunderbolt 3 USB Type-Cポートが2つに、USB 3.1 Gen 1(USB Type-C)ポートが1つ、microSDカード スロット、ヘッドセットなので、USBポートが1つ減ってしまっている。
更に、現行のXPS13(9315)は、microSDカード スロット、ヘッドセット端子も削除され、インターフェイスは、なんとThunderbolt 4 USB Type-Cポート2つだけになっている。USB-C を3.5mmのヘッドセット端子に変換するアダプターが同梱されており、ヘッドホンやヘッドセットを利用っする場合は、これを使うっということだ。個人的には、microSDカード スロットは、まだいいとしても、ヘッドセットは残して欲しかったと思う。
またXPS13には、側面にボタンを押すと、バッテリー残量を示すインディケータが点灯し、液晶を閉じた状態でも、バッテリー残量が確認できたが、これは廃止されている。
キーボードはサイズの割りに打ちやすい
横幅が、約295mmと小さいが、横幅一杯にキーボードを配置してあるため、筐体のわりには、キーはは大きい。キーサイズは、実測で約16mm、キーピッチは19mmとなっており、13インチノートとしては、打ちやすいと思います。
筆者の旧モデル(9370)と比較すると、キーサイズが大きくなり、ストロークも深くなっていて、より打ちやすくなっている。
ディスプレイ
ディスプレイは、3.5Kのタッチ液晶、フルHDのタッチ液晶、フルHD(タッチなし)の3種類用意されているが、今回お借りしたのは、3.5Kのタッチ液晶モデル。
視野角が広く、発色も申し分ない。13インチで、3.5Kは過剰かとも思ったが、予算の都合がつけば、3.5kディスプレイはおすすめです。
液晶は、上下左右の枠が非常に狭く、小型化に貢献していることがわかる。
カメラ及び指紋認証
XPS13(9310)のカメラは、通常のカメラの他に赤外線カメラも搭載しており、Windows Helloの顔認識に対応しています。認識精度は非常に高く、スムーズに認識してくれます。
カメラの位置は、液晶の枠の上部中央についている。
筆者の所有する旧型XPS13(9370)は、カメラが上部ではなく、ヒンジ部についており、それが最大の欠点だと思っていたが、それが改善しているのは良い点だ。
また指紋認証は、電源ボタンと一体化している。
CPU性能
今回レビューしたXPS13は、第11世代インテルCore i7-1185G7を搭載しています。
Core i7-1185G7は、4コア8スレッドd動作周波数は3.0GHzとなっています。
Cinebench R23のベンチマーク結果は、下記の通りです。
現在購入できるXPS13は、第12世代のcore iを登載しています。
Intelのcore iシリーズは、11世代から12世代に大きく性能が向上している為、今回レビューしたモデルより、高いパフォーマンスになると考えられます。
バッテリーの持ちはよい
XPS13(9610)は、4セル52 WHrリチウムイオンを内蔵しています。
公称12時間の稼働が可能となっています。実際に1日持ち歩き、使ってみると、1日十分使用可能でした。
XPS13plusとの違い
本ブログでは、XPS 13 Plusのレビューを行なっています。
継ぎ目のないパームレストにトラックパッドを仕込んだり、デザインとしては、XPS13より、XPS 13 Plusの方が、よりスタイリッシュで、CPUも上位のものが搭載されています。
XPS13 Plusは、XPS13のプレミアモデルという感じだと思います。
XPS 13 Plusは、価格が高く設定されており、コストパフォーマンスが高いのはXPS13です。
まとめ
DellのXPS13は、アルミ削り出しのボディにカーボンファイバーのパームレストと高い剛性を持つだけでなく、非常に高級感があり、サイズは、A4ノートより小さく、持ち運びにも便利です。
欠点としては、インターフェイスがThunderbolt 4 USB Type-Cポートが2つと少なく、実使用では、ハブがほしくなると思います。
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