親が使用している古いノートパソコンが、起動が遅くなり、動作がもっさりしているとのこと。
用途は、web閲覧や、メール、年賀状作成、オフィスソフトの使用で、それほど重い処理はしないとのことだだったので、ハードディスクを、SSDに換装した。
古いモデルでも、ハードディスクをSSDに換装すると、見違えるようにキビキビした動きになりました。
ハードディスク搭載機種を、コストパフォーマンスよく、大幅に快適になるので、HDDからSSDへの交換は、おすすめです。
今回SSDに換装したノートパソコン
型番は、VPCEG1AJ。SONY VAIOのEシリーズです。
CPUは、Core i3-2310M、ハードディスクは、500GB。調べてみると2011年モデルで、かなり古いモデルです。
用途は、web閲覧や、メール、年賀状作成、オフィスソフトの使用で、それほど重い処理はしないとのこと。
起動が2分近くかかり、アプリの起動にも時間がかかっていた。
今回は、このノートパソコンをHDDからSSDに換装した。
SSD換装に必要なもの
交換用のSSD
SSDには、大きく分けて、2.5インチSATA SSD、M.2 Nvme SSD、M.2 SATA SSDの3種類があります。
ノートパソコンの2,5インチHDDをSSDに換装する場合は、2.5インチSATA SSDを使います。
ねじの位置などは全く同じですので、ハードディスク装着されている場所に、そのまま装着することができます。
SSDの容量は、実際にハードディスクの使用している容量以上のものが必須ですが、使い勝手を考えると現在のハードディスクの容量以上がおすすめです。
いろんなメーカーのものがありますが、今回は、Crucial MX500の1TBを購入しました。
USB接続のハードディスクケース
今回は、手持ちのものを使用しましたたが、安いものなら1000円程度で販売されています。今後も使うことを感がると、USB3.0以上対応のものを選ぶといいでしょう。
ディスククローンソフト
システムディスクを換装する場合、単純にエクスプローラで、ファイルコピーしただけでは、動きません。
ディスクをクローンしなければなりません。
ディスクをクローン出来るソフトは、EaseUs Todo Backupや、AOMEI Backupperがありますが、今回は、定番のEaseUs Todo Backupを使用しました。
EaseUs Todo Backupのダウンロードはこちら
ハードディスクをSSDに換装する手順
事前準備
換装するSSDを外付けのハードディスクケースに入れて、パソコンと繋ぐ
EaseUs Todo Backupで、システムディスクをSSDにクローンする。
EaseUs Todo Backupを起動します。右上方のツールをクリックするとメニューが表示され、その中のクローンを選択します。
まず最初に、クローン元のディスクの選択画面になるので、システムディスクをチェックします。
次にターゲットディスクを指定します。この場合は、換装するSSDを選択します。高度なオプションの中に、SSDに最適化というのがあるので、これもチェックします。
次の進むと、最終確認となります。問題がなければ、実行します。
実行すると、ターゲットディスクの中身が完全に消去されますので、間違いがないかどうか、よく確認して下さい。
容量にもよりますが、ディスクのクローンには、非常に時間がかかります。一晩放置するくらいのつもりでいいと思います。
クローンしたSSDを、内臓ハードディスクと入れ変える
クローンが修了したら、内臓のハードディスクを取り外し、クローンしたSSDを取り付けます。サイズやねじの位置は同じですので、取り外しと逆に取り付ければOKです。
今回交換したノートパソコンは、底面のねじを外すだけで、ハードディスクにアクセスできる為、簡単に交換が可能でした。
古いモデルは、こういった構造のモデルが多いのですが、最近のモデルは、バスタブ構造になっており、ハードディスクを交換する為には、筐体を開ける必要があります。HP、Dellなど多くのメーカーは分解マニュアルが公開されており、慣れれば難しくはないのですが、自身のない方はやめた方がいいでしょう。
SSDに交換した結果
交換前のHDDと交換後のSSDのベンチマークは下記の通りですが、大幅に速度が改善しています。
起動時間は、約2分から、10秒程度に大幅に短縮。
ソフトの起動もほぼ瞬時となり、全くストレスを感じなくなり、全体的に、快適に操作できるようになりました。
最後に
システムドライブに、ハードディスクを使っているパソコンがあれば、SSDに換装するだけで、大幅な改善が見込めるので、おすすめです。
PS4など、HDDを内蔵している機器も同じ手順で、SSDに換装することで、パフォーマンスの改善が見込めます。
なおSSD内臓のパソコンで、容量の大きいSSDに換装する場合も、同じ手順で、クローンを作成し、交換できます。
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